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NECプラットフォームズ、河川の水位をリアルタイムに監視できる「河川水位IoT監視パッケージ」

 NECプラットフォームズは、中小河川向けに水位情報をリアルタイムで可視化かつ共有できる「河川水位IoT監視パッケージ」の提供を開始した。

 同システムは、河川に設置した水位センサーから、リアルタイムに水位情報を取得。LPWA通信を介してクラウド上で可視化し、河川管理や地域防災へ寄与するもの。インターネット上で住民にデータを公開することができる。

システムのイメージ
水位センサー子局

 ネットワーク構築、水位センサー子局の設置、住民へ公開するシステム運営、保守がワンストップで提供されるため、短時間で導入、サービスを開始できる。

 NECプラットフォームズでは、提供に至った背景として、近年多発している局地的な大雨を挙げている。建物や土地、道路などが短時間で被害が拡大しやすい「内水氾濫」のリスクから、河川水位のリアルタイムな状況把握と住民に向けた情報発信の重要性が高まっていると説明。

 各市町村が管理する準用河川や普通河川、水路などが対象となる。同社では、今後5年間で中小河川を有する40自治体に向けて販売を目指すとしている。