【今日は何の日？】ファンと歩むMVNO「mineo」のサービスが初めて発表された日

　2014年5月15日、ケイ・オプティコム（当時、現在のオプテージ）が、MVNO型の携帯電話サービス「mineo（マイネオ）」を発表しました。

　それまでNTTドコモの回線を利用するMVNOばかりでしたが、「mineo」は初めてauの回線を使うMVNOサービスという側面でも、当初から注目を集めました。

　現在のmineoは「Fun with Fans!」というブランドステートメントを掲げ、ユーザーと一緒にサービスを生み出していこうという姿勢を打ち出しています。これは、ほかのMVNOには見られない独自の取り組みです。2014年のサービス発表から数カ月、同年8月に本誌に掲載されたキーパーソンへのインタビューを見ると、その時点でWeb上のコミュニティへ大きな関心を持っていたことが紹介されています。

　その翌年にはコミュニティサービスもオープンし、順調にファンを拡大。2020年1月に発表された新サービス「ゆずるね。」は、通信が込み合う時間帯にあえて「自分は使わない」と宣言するという独特の内容です。本誌インタビューでは、その開発にあたって、ユーザーとともに作り上げたサービスであることが紹介されています。

　安さにどうしても注目が集まるMVNO事業者。その点はmineoも追求しつつ、大阪発のユニークなMVNOサービスとして存在感を発揮、今後にも注目が集まりそうです。