ニュース

ドコモが5Gのソリューションを発表、25日から受付開始

 NTTドコモは、「5G・新サービス・新商品発表会」において、5Gに対応した22のソリューションを発表した。法人向けに3月25日より受付を開始し、順次提供される。

NTTドコモ法人向けページより
AceReal for docomoAceReal for docomo

 パートナーのサン電子とともに、作業現場をリモートで支援できる遠隔作業支援ソリューション「AceReal for docomo」が提供される。遠隔地の作業員がARグラスを装着し、支援者は、ARグラスに作業指示などを映し出して現場のサポートが可能。5Gを利用することで、リアルタイムな指示などができる。スマートグラスやアプリなどワンストップでまとめて提供され、初期設定のサポートも行われる。

 また、8KVR映像のライブ配信をサポートする高精細映像伝送ソリューション「Live EX 8KVR」も提供。ドコモの「新体感ライブCONNECT」で使われた技術を利用し、音楽ライブなどのイベントを360度の映像・立体音響で配信できる。必要機器から撮影、配信までワンストップで提供され、1イベントからでも利用可能。5Gにより、情報量が多い360度映像の配信を実現した。

 ほかにも、顔認証技術を活用した入退室管理システム「EasyPasspowered by SAFR」を用意。スマートフォンで撮影した画像をもとに、データベースと照合が行われ、認証がされる。5G により、画像の送信や認証結果の通知も高速にできる。

ソリューションの一例
製造機器一括分析ソリューション
超低遅延ライブ中継機「Smart-telecaster Zao-SH」

 これらをあわせて、22のソリューションが順次提供される予定。パートナーと提供合意はできているが、動作検証を実施した後に提供されるソリューションもあるため、提供開始が2020年下期になるものもある。ソリューションの一部は、低遅延かつ高セキュリティを実現する「ドコモオープンイノベーションクラウド」に対応する。

 ドコモでは、2018年2月よりパートナーとともに新たな利用シーンを創出するため「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を提供し、パートナー企業とともに300を超える5G活用の実証をしてきた。今後は、パートナー社数を5000社まで広げ、パートナーとのソリューションの拡大を目指す。