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福岡県でロボット警備や遠隔会議など次世代ソリューション検証、ドコモなど4者

 NTTドコモ、正興電機製作所、にしけい、古賀市(福岡県)の4者は、正興電機製作所 古賀事業所の検証フィールド「SEIKO ELECTRIC INNOVATION FIELD」において、5Gを活用したロボット警備やスマートファクトリーなど次世代ソリューションの実現に向けた取り組みを実施する。

 取り組みでは、「次世代警備サービス」と「スマートファクトリー」の2つの分野で5つの取り組みを実施する。「次世代警備サービス」では、5Gを活用し警備ロボットからの映像をリアルタイムで現地の警備員や遠隔地の指令センターへ伝送、これをもとに即応が可能かを検証。

 「リモートファクトリー」の分野では、点群データを活用した現場調査業務の導入検証として、工場の作業現場をデジタル化。納入作業における事前シミュレーションで現場訪問数の最小限化、手戻り防止の可能性を検証する。

 また、スマートグラス「Magic Leap 1」を用いた遠隔地との会議における実用性を検証する。さらにドコモが提供する「UMリモート監査」を用いて、従来は対面で実施していた監査業務を遠隔地から5Gスマートフォンを用いて、対面と同等の監査ができるか、作業支援ツール「REFLEKT Remoto」で現場作業員が遠隔地から作業指示を受け、単独での作業範囲拡大が可能かを検証するとしている。

 ドコモでは、これらの最新技術を産学官連携で活用する「オープンイノベーション」を展開。こうしたイノベーションの創出から実現へつなげていくとしている。