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メルカリ、マスクの出品が一律禁止に

 メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」において、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、マスクの出品を一律禁止にすると発表した。

 出品禁止となるのは、個人が自作したものを含んだ「衛生マスク」と「衛生マスクとその他の商品を抱き合わせた出品」。これらは一律出品禁止で、削除対象になる。同社では、これまでもマスクの入手経路の確認、著しく高額な商品の削除などを行ってきた。

 10日、「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定され、施行される3月15日以降に、市販で購入した衛生マスクを取得価格を超える価格で譲渡した場合、一年以下の懲役もしくは百万円以下の罰金が課されることとなる。

 これにより、市販で購入したマスクを取得価格を超える価格で販売する行為は、メルカリで規定されている「禁止されている出品物」に該当する。

 マスクの出品すべてが違法行為となるわけではないが、一律禁止とした理由について同社は「意図せず違法行為につながる可能性等を考慮し、ユーザーに安心してサービスを利用してもらうため」と説明している。