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メルカリとヤフオク!、うがい薬出品に注意喚起――許可なき医薬品の転売は薬機法違反
2020年8月5日 18:30
メルカリとヤフーは、フリマ、オークションサイト「メルカリ」「ヤフオク!」でのうがい薬の出品について、注意喚起をしている。
4日に大阪府から特定の成分が含まれているうがい薬に関して研究結果が公表された。同成分が含まれるうがい薬は医薬品に該当する。
どちらのサイトも規約により医薬品の出品を禁止しており、発見次第出品削除するとしている。
医薬部外品のうがい薬などの日用品についても、供給が不足している商品や、通常の価格と著しく離れた価格で出品しているものについても、運営元の判断で出品作所や利用制限などを行うとしている。
また、「ヤフオク!」では、いたずら目的と思われる入札も多数確認しているという。購入意思のない入札とヤフーが判断した場合、利用制限などの措置を実施する。
出品を検討するユーザーに対しては、必要なユーザーが必要な量の商品を確保できるように配慮を呼びかけている。入札を検討しているユーザーに対しては、正しい情報に基づいた冷静な行動をとるよう呼びかけている。
許可なき医薬品の販売は法律違反
東京都福祉保健局によると、許可なく医薬品を販売する行為は、医薬品医療機器等法(薬機法)第24条第1項に違反するとしている。医療機関で処方された医薬品やドラッグストアで購入した医薬品も、許可なく販売・転売できない。
また、メルカリでは、商品名や商品説明に「病名やウイルス名、具体的な予防効果」を記載する行為は、薬機法や健康増進法などの法律違反となるおそれがあるため、控えるよう案内している。