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ドローンを利用した鉄塔点検など、ドローンプラットフォーム「docomo sky」の取り組みを紹介

 NTTドコモは、5GやAI、IoTなどの最新の技術やサービスを紹介する大型のイベント「DOCOMO Open House 2020」を東京ビッグサイト 青海展示棟で開催している。開催日は1月23日、24日。

 ドコモの展開する、ドローンを活用したビジネスを支援するプラットフォーム「docomo sky」を紹介するブースが出展されている。docomo skyの活用方法などが紹介されたほか、ドローンの飛行を体験できるコーナーも用意される。

 同プラットフォームは、ドローンの飛行準備から解析まで、ワンストップのサービスを提供する。基地局や鉄塔の点検といった、目視による点検が困難な場面でのドローン利用など、さまざまな分野に適用される。

 体験エリアでは、docomo skyで商用化を目前としている、鉄塔点検の場面におけるドローン操縦を体験できる。ブースではドローンの上下移動のみが体験できる。

 ドローンによる鉄塔点検ソリューションでは、点検作業員の安全面での課題の解決や点検時間の短縮、足場を設置しないと確認できない範囲の点検も行えるようになる。

 ドローン操縦者はスマートフォンアプリを用いて簡単なパラメーターの設定のみで自動飛行による鉄塔の撮影、クラウドへのアップロードが行える。また、鉄塔画像や操縦者情報と連動した自動管理や、3次元地図と連動した専用ビューワーで詳細を確認できる。

 AIサビ検出エンジンを用いてクラウド上にアップロードされた画像を解析することで、自動でサビの場所を検出し、サビの度合いを算出できる。

Skydioとの協業も発表、ドローン実機を展示

 NTTドコモとの協業に合意したSkydioは、AIによる自律飛行技術や、障害物回避技術を搭載したドローンの開発を行っている。ドローンの機体には6台の魚眼カメラレンズなど、複数の専用カメラを搭載し、非GPS環境下でも自律飛行を実現できる。

 複雑で高度な飛行技術が求められる橋りょう点検や、屋内や狭所などの点検品質の向上、自律飛行技術や追尾機能を活用した警備など、さまざまな分野での活用が期待される。会場ではSkydioのドローンが展示された。

Skydioのドローン