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クアルコム、自動運転用プラットフォームなどを発表、搭載車生産は2023年頃
2020年1月7日 14:15
クアルコムは、米国ネバダ州ラスベガスで開催されているCES2020において、同社の自動運転プラットフォームやクラウドサービスなど自動車関連の取り組みを発表した。
同時にクアルコムはゼネラルモーターズとの協業の継続および強化を発表。最先端の運転体験を現在、将来の自動車で提供するとした。
完全自動運転をサポートするプラットフォーム
自動運転プラットフォーム「Qualcomm Snapdragon Ride Platform」は、「Snapdragon Ride Safety SoC」、「Snapdragon Ride Safety Accelerator」、「Snapdragon Ride Autnomous Stack」で構成される。
自動運転システムのL1、L2 Active Safety ADAS、L2+ Convenience ADAS、L4/L5 Fully Autonomous Drivingをサポートする。また、高効率な排熱設計により高価な水冷システムなどを必要とせず、コスト削減やシンプルな設計、電気自動車については長い航続距離を実現する。
自動車メーカーでの開発は2020年後半からスタートし、同システムを搭載した自動車は、2023年から生産される見込みとしている。
自動車向けクラウドサービス
クアルコムは、自動車向けクラウドサービス「Qualcomm Car-to-Cloud-Service」を2020年後半から提供する。
コネクテッドカー向けプラットフォーム「Qualcomm Snapdragon Automotive Cockpit Platforms」と「Qualcomm Snapdragon Automotive 4G 5G Platforms」向けのサービスで、自動車メーカーが車載のディスプレイオーディオなどのシステムを常に最新の状態に保つことができ、OTAアップデートで新しいサービスで新たな収益機会を得ることを可能にするとしている。
同サービスは、2020年後半からの提供予定となっている。