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クアルコムのC-V2Xチップ搭載製品が欧州の認証を取得

 クアルコム子会社のクアルコム・テクノロジーズは、複数メーカーのセルラーV2X(C-V2X)対応製品が、欧州のRED(Radio Equipment Directive)認証を取得したと発表した。

 認証を得たのは、CommsigniaやFicosa、Kapschといった企業の車載およびロードサイド用の製品。いずれもクアルコム製のチップセット「9150 C-V2X」が採用されている。

クアルコムの描くC-V2Xによる未来像(2019年5月の記者説明会資料より)

 C-V2Xは、携帯電話の通信ネットワークを活用して車々間/路車間通信を実現するもので、将来的な自動運転や交通安全システムを支える仕組み。周囲の自動車や道路などとデータをやり取りすることで、たとえば車を運転する人にとって死角となる場所に人や自転車がいる場合でも、検知して把握できるようにする。

クアルコムでは、今回のRED認証の取得が、欧州でのC-V2Xの商用化に向けた重要なステップと位置づけている。