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Googleが「feature drops」の第1弾を発表、カメラや電話などに複数の新機能
2019年12月11日 12:18
米Googleは、同社の公式ブログ(英語)において、Pixelデバイスに対して定期的に新機能を提供する「Pixel ferture drops」において、複数の機能の追加を予告、提供開始予定は月内としている。
ぼかしをあとから追加
「ポートレート」モードの背景のぼかし効果を、すでに撮影した写真に対して加工で再現する機能が実装される。何年も前に撮った写真やポートレートモードにし忘れて撮影してしまった写真でもポートレートモードで撮ったかのような写真にすることができる。
自動音声の電話をシャットアウト
Google Assistantが、登録されていない電話番号からの着信を自動的にスクリーニングし、アンケートや営業などの自動音声の電話の場合は、着信音を鳴らす前に受話拒否する。また、自動音声でない場合、誰がどのような目的で電話をかけてきたのかを示すテキストを表示する。この機能はデバイス側の処理のみで機能し、クラウドなどを使用せず、高速なスクリーニングを実現し、プライバシーも確保される。
“Duo”でのビデオ通話機能
ビデオ通話機能“Duo”では、顔を認識し、自動的に話者を画面の中心に捉える。話している最中に動き回ったとしても、Pixel 4の広角レンズで被写体を捉え続け、ほかの人が会話に加わると、それも認識し2人の人間を画面の中に収める。
また、回線状況の悪い中でも、映像の再生もスムースになるよう改善される。Pixel 4の機械学習モデルが次の音を予測し、会話の途切れを最小限に抑える。また、映像にポートレート写真のようなぼかし効果をいれ、雑然としたオフィスや散らかった部屋を隠すこともできる。
そのほかのアップデート
Googleによると、そのほかにも複数の機能がアップデートされる。
Pixel 4のレコーダーアプリが旧型Pixelでも利用可能になり、Pixel 3/3aでは「Live Caption」機能が追加される。アップデートされるDigital Wellbeingでは、「Focus mode」タップひとつで特定のアプリの動作を一時停止することができる。スケジュールを中断することなく、自動スケジュールをセットしたり、Focus Modeを早めに終了できる。
また、「Flip to Shhh」がPixel 2/2XLでも利用可能になるほか、Pixel 4においては、Googleマップでの現在位置の測位が端末側の処理の改善でさらに正確かつ高速になるとしている。