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KDDI、5Gドローンで登山者を見守る実証実験

 信州大学、長野県駒ヶ根市、KDDI、プロドローン、中央アルプス観光は、5Gを活用したドローンによる山岳登山者見守りの実証実験を10月16日に行った。

 長野県は2018年時点で山岳遭難事故の発生件数が国内最多となっており、遭難救助にあたる救助隊員の負荷軽減が課題となっている。これを受けて、信州大学では登山者の位置情報を把握し見守る「山岳登山者見守りシステム」を開発している。

 実験に使われたプロドローン社のドローンには、5Gタブレットと4Kカメラ、拡声器などを搭載。遭難した登山者を検出した際、自律飛行で現場や遭難者の身体の状況を確認し、山岳救助本部に4Kカメラの映像を伝送、拡声器を通じて本部からの呼びかけを行うことができる。今回の実験では、救助の要否確認などを行うデモンストレーションが実施された。