オプテージ、ウェアラブル端末で作業員の安全管理を支援する「みまもりWatch」

　オプテージは、屋外作業や工場などにおいて作業員の安全管理を支援するソリューション「みまもりWatch」の提供を開始した。

　「みまもりWatch」では、作業員にLoRaWAN対応の腕時計型ウェアラブルトラッカーを配布し、作業員の皮膚温度や心拍数を計測する。同じくLoRaWAN通信機能を備えた温湿度センサーも現場に設置し、これらのデバイスで取得したデータは、mineo回線でインターネットに接続されたLoRaWAN親機を通じて、オプテージのIoTプラットフォームで集計される。

　現場環境と作業員の状態から、IoTプラットフォーム上で熱中症の危険度を判定。必要に応じて管理者への通知を行う。また、作業員の転倒を検知した際やSOSボタンが押された際にも同様の経路で管理者に通知され、熱中症対策以外でも通年利用できるシステムとなっている。

　スマートフォンではなく限定的なエリアでのみ通信できるウェアラブルトラッカーのみを作業員に配布するため、貸与管理がしやすく、情報漏洩のリスクも低いというメリットがある。また、LoRaWAN親機は1台で100人以上をカバーでき、通信にかかるランニングコストも抑えられるとしている。