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写真で見るキーボード付きスマホ「F(x)tec Pro1」

 イギリスのスタートアップ企業、FX Technologyが開発中のAndroidスマートフォン「F(x)tec Pro1」は、近年では珍しいスライド式のQWERTYキーボードを搭載した端末だ。

F(x)tec Pro1

 モトローラの「Moto Z」シリーズ用の外付けキーボードモジュール(※関連記事)を開発していたLivermoriumを前身とするチームで、今夏の発売を目指している。

 本誌では、開発中の「F(x)tec Pro1」の実機に触れる機会を得た。なお、認証取得前の開発機のため、通信不可の状態での外観を中心とした紹介に留める。また、最終的な仕様は変更となる可能性もあることをご了承いただきたい。

キーボードを展開した状態。画面の角度は固定されている

 左右が湾曲した約6インチの18:9ディスプレイを搭載し、キーボードを閉じた状態では最近のスマートフォンらしい外観。両手で横方向に持ち、画面を押し上げると物理キーボードが現れる。開くと画面に傾斜がついた状態で固定され、角度は変更できない。

QWERTYキーボード
ドイツ向けモデルに搭載されるQWERTZ配列キーボード

 キーボードの配列は各地域でのニーズに合わせて複数のバリエーションが用意される予定。今回は、一般的なQWERTY配列のモデルと、ドイツ向けのQWERTZ配列のモデルを確認できた。

外装は金属製
側面には音量キー、電源キー、指紋センサー、カメラキーが並ぶ

主な仕様(※2019年7月時点)

 プロセッサーはクアルコムの「Snapdragon 835」を搭載し、メモリ(RAM)は6GB、内部ストレージは128GB。外部ストレージは最大2TBのmicroSDXCカードに対応する。バッテリー容量は3200mAh。OSはAndroid 9 Pie。

 画面サイズは5.99インチ、画面解像度は2160×1080(フルHD+)。ディスプレイは有機ELで、コーニングの「ゴリラガラス3」を採用している。タッチ操作のほか、物理キーボードでの操作が可能。

 対応LTEバンドは、Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/26/28/38/39/40/41。このほか、W-CDMA、TD-SCDMA、CDMA/EVDO、GSMをサポートする。また、IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0、NFCに対応する。

 メインカメラは約1200万画素 F1.8+約500万画素 F2.0。インカメラは約800万画素 F2.0。デュアルスピーカーとイヤホンジャックを搭載する。充電端子はUSB Type-C。