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世界初、商用モデムで600MHz帯の5G通信に成功
2019年7月12日 12:50
米Qualcomm(クアルコム)傘下のQualcomm Technologies、T-Mobile US、Ericssonの3社は、商用モデムで低周波数帯の5Gのデータ通信に成功した。商用モデムを使った低周波数帯(600MHz帯)の5Gデータ通信は世界初という。
今回の取り組みは、ワシントン州ベルビューのT-Mobile USラボで、同社が全米への5Gネットワーク展開を計画する600MHz帯を使って行われた。
通信モデムにクアルコムの第2世代5Gモデム「Qualcomm Snapdragon X55 5G」を搭載するテスト端末を用い、Ericssonの商用5G無線局との5Gデータ通信に成功した。
周波数帯の低い600MHz帯は、高い周波数帯と比べて広いエリアをカバーしやすく、全米エリアで5Gサービスを提供するための重要なマイルストーンになると位置づけられる。