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シニア層にもSNSの普及が進む、モバイル社会研究所調査

 NTTドコモの内部組織であるモバイル社会研究所は、全国の15~79歳の男女を対象にSNSの利用状況を調査した。調査は2015~2018年の1月にインターネットで実施された。

 調査の対象となったSNSは「LINE」「Twitter」「Facebook」「Instagram」。2018年の利用率調査では、LINEが33.8%でトップになり、次いでTwitterが22.4%となった。

SNSの利用率(出典:モバイル社会研究所)

 年代別の利用率調査では、Twitterは10~40代、Instagramは10代~30代で普及しており、LINEは10~60代、Facebookは20~50代の幅広い世代で普及している。

 また、同調査では70代のLINE利用率と、60~70代のFacebook利用率は10%を超えているため、シニア層にも普及が進んできていると分析されている。

SNS利用率(SA・年代別・2018年)

 利用率トップのLINEについては、各年代がどのような意識で利用しているか調査が行われた。全年代で「家族・友達と連絡が取りやすい」という回答が最も集まった。また、シニア層では「写真・動画を一緒に楽しむ」という回答が他の年代に比べて多く回答が集まり、同調査では、シニア層が家族との連絡手段として日常的にLINEを活用していると分析されている。

「LINE」に関する意識(MA・年代別・2018年)

 毎日LINEを利用するか、という性年代別の調査では、全世代において女性の利用率が男性に比べて多いことが分かった。年代別では10代が最も高くなり半数を超えている。

毎日「LINE」を利用する割合(SA・性年代別・2018年)