ニュース

シニア層のニュース取得方法、スマホ所有ならネットで~モバイル社会研究所調査

 NTTドコモの内部組織であるモバイル社会研究所は、関東1都6県に住む60~79歳の男女を対象にシニア世代のニュース取得方法を調査した。調査は2018年1月に、訪問留置調査で行われた。

シニア世代は「テレビ」「新聞」からニュース取得がメイン

 ニュース取得方法の単純計調査では、テレビが92%とトップで、新聞が82%と続く。ソーシャルメディアやWebは、それぞれ8%、5%となった。世代別の調査では、テレビがどの世代でも高く、新聞は若年層ほど低くなっている。

シニア世代のニュース取得方法(出典:モバイル社会研究所)
ニュース取得方法 全世代(出典:モバイル社会研究所)

 シニア世代のニュース取得方法の結果をもとにグループ分けが行われ、分析がされた。全体の構成比のうち、約半数は「テレビ・新聞」グループで、テレビ・新聞に加えネットも使うシニア世代は約8%となった。

シニアのニュース取得方法の回答をもとにグループ分け(出典:モバイル社会研究所)

ニュース取得方法とスマホ所有の関係

 シニア世代では、テレビや新聞がニュース取得方法のメインであるが、スマートフォン所有者を中心にネットからも取得する層が現れていることが確認されている。テレビ・新聞とネットを使うグループでは、スマートフォン所有者が92%なっており、反対にテレビと新聞から取得するグループでは、未所有者が62%という結果になった。

ニュース取得方法のグループとスマホ所有(出典:モバイル社会研究所)