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VAIOとモフィリアが指静脈認証技術で協業、法人向けに認証デバイスを提供

IoT事業ではジャスミーと協業検討

 VAIOは、VAIO製品に「指静脈認証技術」を普及するため、同技術を提供しているモフィリアと協業することを発表した。また、IoT事業の創造に向けて、IoTプラットフォームを提供するジャスミーと共同で事業を検討する。

法人向けに指静脈認証デバイスをパソコンとともに提供

 モフィリアとの協業は、VAIOの製品やIoTデバイスのセキュリティの1つとして、指静脈認証を普及させることを目的としている。協業の第一弾として、モフィリア製の指静脈認証デバイス2機種をVAIOのパソコンとともに法人向けに販売を開始する。

指静脈認証技術

 指静脈認証は、指の内部にある静脈のパターンを用いて個人を特定する生体認証技術。指に近赤外線をあてて撮像し、静脈パターンが抽出され、事前に登録された静脈パターンと一致すれば本人認証が行われる。

 販売される認証デバイスは、平置き型の「FVA-U4ST」と薄型で横置き型の「FVA-U3SX」。USB接続で利用可能。VAIOの現行商品である、VAIO S11/VAIO S13/VAO Pro PF/VAIO Pro PGでの動作をサポートする。なお、受注受付は開始しており、販売開始日は12月中旬。

FVA-U4ST
FVA-U3SX

 FVA-U4STの価格は2万3000円(税抜・以下同)。大きさは49×63×92mmで、重さは本体のみで約105g。FVA-U3SXの価格は2万2000円。大きさは70×22.5×58mmで、重さは約36g。

 今後は、2社でより軽量な認証デバイスが開発される。

ブロックチェーン技術を応用したIoT事業を検討

 IoTプラットフォームを開発、提供しているジャスミーとは、IoTとブロックチェーン技術を使った商品やサービスの開発について検討される。具体的な協業の内容については決定次第、発表される。