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タウンWiFi、ビッグデータを活用したWi-Fi接続の最適化機能

 タウンWiFiは、無料Wi-Fiスポットの自動接続アプリ「タウンWiFi」の新機能として、必要度や混雑状況から判断して接続を最適化する「WiFi接続パーソナライズ機能」の提供を開始した。

 タウンWiFiは、各社が提供する公衆無線LANサービスを検索し、一部事業者の初回利用時の会員登録などを除き、自動で無料Wi-Fiスポットに接続できるアプリ。

 同アプリは従来、ユーザーの利便性を高めるための工夫として、通信速度の遅いWi-Fiスポットに接続された際に自動で切断する機能を搭載していた。今回追加された「WiFi接続パーソナライズ機能」では、ユーザーの利用データを元に蓄積されたWi-Fiスポットの混雑状況や接続速度といった情報から判断し、混雑しているスポット、あるいは混雑が見込まれるスポットへの接続を事前に避けることが可能になる。

 あわせて、混雑状況だけでなくユーザーの利用状況も分析。駅に設置されたWi-Fiスポットであれば、ホームで待機しているユーザーは接続するが電車に乗車中のユーザーは接続しないといった利用シーンの判別を行うほか、利用傾向に応じて、通信速度の速いWi-Fiスポットのみを利用するユーザー、あるいは速度制限がかかっていてどのようなWi-Fiスポットにも接続するユーザー、といったようにユーザーを分類することで、それぞれのニーズに応じて接続を最適化する。

 タウンWiFiでは、今回の新機能によって、不要なWi-Fiに繋がってしまうケースを減らすことでユーザーの満足度を向上すると同時に、Wi-Fiスポットの提供者に対しても、過剰な接続を避けることで負担を軽減したいとしている。