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富士山頂が山開き期間はLTEエリアに、山小屋で無料Wi-Fiも

 携帯電話各社は、富士山の山開き期間中に山頂周辺をエリア化する。各登山道の山小屋では、登山者向けの無料Wi-Fiサービスが設置される。

山頂のLTEエリア化

 NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3キャリアは、山開き期間中の富士山頂をLTEエリア化する。期間はNTTドコモが7月10日~8月下旬、auが7月4日~8月下旬、ソフトバンクは7月上旬~9月下旬。

 登山道および登山口は、各社とも通年のサービスエリアとなっている。NTTドコモは、山頂での通信速度を高速化し、下り最大450Mbpsのサービスを提供。ソフトバンクは須走口五合目周辺に基地局を設置し、無線品質を向上したとしている。

Wi-Fiサービス

 KDDI傘下のワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は、Wi-Fiサービス「富士山 Wi-Fi」を富士山の全山小屋(49カ所)と、富士山静岡空港にて提供する。静岡県および山梨県との協定に基づくもので、誰でも無料で利用できる。緊急時用のWi-Fi「00000JAPAN」も対応している。

「富士山 Wi-Fi」シンボルマーク

 NTTドコモは静岡家と山梨県に対し、訪日外国人登山客向けの通信環境整備に関する協定を締結。山小屋にてセキュリティを強化したWi-Fiサービスを提供する。

 また、ドコモは富士山内の救護対応施設4か所にて、医療通訳オペレーターによる翻訳サービス「みえる通訳 for ビジネス+(医療通訳プラン)」のトライアルが実施される。このほか、8月4月~6日には、富士宮ルートの3カ所の山小屋にて、アプリを利用したデジタルスタンプラリーを実施する。