ニュース

貼るタイプのSIMも選択可能に、H.I.S.モバイルの海外旅行向け「変なSIM」

 H.I.S.Mobile(H.I.S.モバイル)は、7月1日からサービスを開始する海外旅行者向けのデータ通信用SIM「変なSIM」において、既存のSIMカードに貼り付けて利用する、貼るタイプのSIMも選択できることを明らかにした。購入時にプラスチックのSIMカードか貼るSIMかを選択できる。「変なSIM」の発売は6月22日で、専用Webサイトで販売される。

「変なSIM」
サブSIMのイメージ

 同社は5月23日に「変なSIM」の概要を発表。サービス開始も7月1日とアナウンスされていた。発表時はプラスチックのSIMカードがアナウンスされたが、当初から計画していたという、貼るタイプのSIMを提供する準備が整ったため、どちらかを選べる形で発売されることになった。

 貼り付けるSIMの仕組みは、同社に40%出資する日本通信の「サブSIM」の技術が採用されている。「サブSIM」では、1つのSIMカードスロットに2つのSIMが存在している形になり、専用アプリで、どちらのSIMを使用するか切り替えが可能。これにより、国内では元のSIMカードを利用し、海外では貼り付けたSIMを格安データSIMとして利用するといった使い分けを、SIMカードを抜き差しすることなく行える。なお端末は、SIMロックが解除されている必要がある。

 「変なSIM」のSIMの価格は1980円(税抜、以下同)で、9月30日までは990円。

 データ通信の利用料は1カ国・地域あたり24時間・200MBまでが500円(非課税)。75カ国・地域に対応し、単一価格となっている。超過時の通信速度は128kbps。時間や容量を超過してから通信プランを再度購入すると、再び高速通信を利用できる。通信プランは5日間2500円など、まとめて購入することもできる。

 「変なSIM」は3年間使用がないと無効化される。貼るSIMがSIMカードスロットに入らない場合、ヘルプデスクに問い合わせることでプラスチックのSIMカードに変更できる。