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推しメンの声にズーム、ハロプロとコラボ「au 音のVR」アプリが配信開始

アンジュルムの和田彩花・川村文乃が魅力を語るミニインタビューも

 KDDI、KDDI総合研究所は、ハロー!プロジェクトと共同制作した「au 音のVR」アプリの配信を開始した。iOS版のみで提供され、アプリおよびコンテンツの提供は9月30日までの期間限定。アプリの利用は無料。

モーニング娘。'18
アンジュルム

 今回発表されたのは、「au 音のVR」のiOS向けアプリを期間限定ながら一般向けに配信するというもの。Android版の配信は予定されておらず、反応をみながら検討していく方針。なおアプリの利用は無料だが、コンテンツはストリーミング配信になるためモバイル網ではパケット通信料がかかる。

 今回の一般向けのアプリ配信にあたり、ハロー!プロジェクトのモーニング娘。'18が歌う「I WISH(updated)」に加えて、アンジュルムが歌う「大器晩成」も追加された。ほかにも携帯電話で話している様子など楽曲以外のコンテンツも用意されている。

 「音のVR」は2017年10月に技術的な概要が発表され、2018年3月にはKDDIの「音のVR」とハロー!プロジェクトがコラボレーションし、コンテンツを共同制作することが発表されていた。この3月の時点で、モーニング娘。'18が「I WISH」を歌う模様が収められたコンテンツが制作されており、イベント会場やau直営店、一部のCD販売店舗で体験できるようになっていた。また、5月以降にアプリが配信されることもアナウンスされていた。

KDDIとハロー!プロジェクトと共同制作した「au 音のVR」アプリ、iOS版
推しメンをズーム(拡大)すると声・音も連動。合唱している曲でも、推しメンの声だけを聞くことが可能に

 「au 音のVR」の概要については、3月のニュース記事を参照していただきたい。

アンジュルムの和田彩花・川村文乃が語る「音のVR」の魅力

 先日発表された「au ハロプロケータイ図鑑」に関連して掲載したミニインタビューに続き、アンジュルムの和田彩花さん、川村文乃さんに「au 音のVR」についても話を聞く機会を得た。

アンジュルムの川村文乃さん(左)、和田彩花さん(右)

――「音のVR」として収録された時のエピソードなどを聞かせてください。

和田彩花
 メンバーは10人ですが、5人が歌っている間に、ほかの5人が「将来のアンジュルム」をテーマに絵を描くという内容です。5人が絵を描いている最中、話し声や、叫び声も(笑)入っていますが、残りのメンバーは代表曲のひとつである「大器晩成」を歌っています。歌のほうもはしゃぎすぎて笑い声とかが入っていますが、「音のVR」なら一人ひとりにズームして聞くことができます。

 メンバーの中で、いつも“省エネ”なキャラクターのメンバーがいるんですけど(笑)、脱力系というか。そんなメンバーでも「音のVR」ならしっかりと聞くことができます。

――名前を聞いても?

和田彩花
 あ、勝田里奈ちゃんです(笑)。普段だったら聞こえないようなところですが、「音のVR」なら若干聞こえました(笑)。

川村文乃
 普段の撮影なら、みんなの声の音量は調整して揃えるんですけど、今回は、その人の声の大きさがそのまま録音されているんです。すっごい叫び声を出している人もいれば、正確に綺麗に歌を歌う人もいて、そういうのがそのまま見られるんです。

 ライブとかのステージ上ではない、楽屋や普通におしゃべりしている時のアンジュルムが楽しめると思います。

「au 音のVR」を体験する二人

――機材を囲んで、みんなで一斉に歌ったと思うのですが、あまり経験がない方法では?

和田彩花
 ないですね。普段はカメラが正面にありますし、メンバーの顔を見ながら歌うのは恥ずかしかったです(笑)。

――出来上がった「音のVR」を聞いて新しい発見はありましたか?

和田彩花
 聞き直しても追いつけないぐらいみんなはしゃいでいましたね。でもそれが素だったり、日常だったりするので。皆さんに、楽屋の雰囲気がお届けできてるなと思いました。もちろん、きちんと聞き取ることができるのが「音のVR」です。

川村文乃
 1曲分の長さが収録されていますけど、何十分も観ちゃいますね。一人ひとりズームして、何をしているんだろう、って繰り返し楽しめると思います。

――「音のVR」を収録してみて、こんなことにも使ってみたい、と思いついたことはありましたか?

川村文乃
 今回は部屋の中で収録していますが、ライブ会場でもできたらいいなと思いますし、お芝居の舞台でも、後ろのアドリブの演技が音のVRでズームできたら、とか。いろんなところで使われるのを見てみたいですね。

――ありがとうございました。