ニュース

ソフトバンク、メール消失トラブルで「+メッセージ」アプリを一時配信停止

 ソフトバンクは、5月9日よりサービスを提供している「+メッセージ」について、Google Playストアでのアプリ提供を一時停止した。既にアプリをダウンロード済みのユーザーは、正常にサービスを利用できる。

 同社は、これまでキャリアメールサービスとして提供していた「SoftBankメール」をアップデートすることで「+メッセージ」を提供したが、「+メッセージ」アプリをインストールした覚えの無いユーザーがアプリをアンインストールすることで、これまでに送受信したメールが全て消去されてしまうために、アプリケーションの配信を一時停止した。

 アプリケーションのアンインストールに伴い、メールデータが初期化される挙動自体は正常な動作と言えるが、「SoftBankメール」がアップデートされ「+メッセージ」と名称が変わったことに気付かず、誤ってアプリをアンインストールしたユーザーから「メールデータが消えた」という報告が相次いでいた。

 ソフトバンクでは、「+メッセージ」アプリの配信再開時期は未定だが、できる限り早いタイミングでの提供再開を目指すという。再開にあたり、従来の「SoftBankメール」と、新たに提供する「+メッセージ」を別アプリとして提供することも含めて検討している。

 ソフトバンクは、従来の「SoftBankメール」アプリの利用継続を希望する場合、「あんしんバックアップ」アプリによるバックアップを行った上で、「+メッセージ」アプリをアンインストールする手順を案内している。

 「あんしんバックアップ」アプリでバックアップ対象となるメールデータは、「SoftBankメール」でやりとりしたメールが対象で、「+メッセージ」でやりとりしたメールはバックアップ対象外となる。

 「あんしんバックアップ」によるバックアップを行わずに、「+メッセージ」をアンインストールした場合、初期化されたメールデータを復元することはできない。