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総務省、公正競争促進の検討会で最終報告書を公表

 総務省は、「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」の最終報告書を公表した。

 同検討会は、最終回となる第6回を4月20日に開催、「報告書(案)」を公表していた。ここでの提案や修正を盛り込んだのが、今回公表された報告書ということになる。また報告書の概要として、1ページの別紙も新たに公表されている。

 本誌では第6回の報告書案を元にした記事をすでに掲載している。最終の「報告書」でも内容に大きな変更はない。

 報告書では、MVNOでテザリングが利用できないケースについて、ソフトバンクの対応を反映させた図説を追加。また、キャッシュバックが無くなっていないという指摘については、現在は指針に抵触しない販売代理店による値引きについて指摘するなど、具体性が増した形。

 なお、第6回で構成員の一部から「品がない」「俗に過ぎる」などと指摘されていた「ミルク補給」という表現(親会社から子会社への金銭的支援≒親から子への授乳)については、「グループ内の金銭的補助(いわゆる「ミルク補給」)」という文言に差し替えられている。