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渋谷に期間限定のDAZN for docomo SPORTS LOUNGEオープン、吉澤社長も登場
2018年3月6日 18:03
NTTドコモは、東京・渋谷に「DAZN for docomo」の体験施設「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」を3月27日までの期間限定でオープンした。3月6日にはオープンに先駆けて報道陣向けの内覧会が開催されたほか、NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏も登場、オープニングセレモニーに臨んだ。
すでに案内されていたように、「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」は、スポーツ中継配信サービスのDAZNのコンテンツと、ドコモやNTTグループが提供する技術を融合、VRやホログラムなど最新技術で、スポーツの楽しさをさまざまな角度から体験できるようになっている。壁一面に大小合計37枚のディスプレイパネルが設置されたシアターでは、DAZNの豊富なコンテンツを一度に見られるようになっている。有料でフード、アルコール、ソフトドリンクも販売され、休息しながら設置されたタブレットでスポーツ映像を楽しめる。
ハイエンドVRヘッドセットを使用したアトラクションは2種類が用意され、ボクシング元世界王者とリングの中で対戦できる自由視点VRと、プロが取り入れているというVRトレーニングシステムを使ったプロ野球のバッティングトレーニングが体験できるVRの2つ。このほかにも、未来のスタジアム観戦スタイルとして、座席の傍らにあるマイクに選手の背番号を話しかけると、透過ディスプレイに映像や成績が表示されるスマートスタジアムなども体験できる。
吉澤社長、5Gが革新する視聴体験に意欲
オープニングセレモニーに登場したNTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏は、今回の体験施設「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」は、「DAZN for docomo」のアピールと、スポーツの新しい体験という2つの目的があるとした上で、「DAZN for docomo」単体で、現在までにほぼ100万件のユーザーを獲得できていること明らかにした。また、DAZNからもすでに発表されているように、今後もチーム・選手のフォロー機能やダウンロード機能など、DAZNのサービスが拡充されることも紹介された。
吉澤社長は、ドコモの中期戦略でも、そのひとつとして掲げられた「スタイル改革」の中に視聴スタイルの革新があるとし、「憧れのアスリートのプレーを間近で見られるような、あるいはプレーヤーとして体験できるようなことが、もうすぐそこにまできている。期待を超える驚きと感動を提供し続ける。2020年のオリンピック・パラリンピックにつなげて、盛り上げていきたい」と語り、スポーツの視聴や体験をテクノロジーで盛り上げていく構え。
セレモニー後に囲み取材に応じた吉澤社長は、バーチャル技術やVRを組み合わせた視聴や体験は、高速・低遅延などの特徴がある「5G」が本格化するとさらに提供しやすくなるとし、「驚き、感動、臨場感をここで体験してもらい、5Gにつなげていきたい。オリンピックでもそうしたことができるようにしたい。エンターテイメントにしろライブにしろ、5Gを使ったものはできるだけ矢継ぎ早に提供していきたい」と、5Gの商用展開と時期が重なる東京オリンピックまでの期間も、新たな視聴体験に意欲的に取り組んでいく姿勢をみせている。