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任天堂がコロプラを提訴、「白猫プロジェクト」が特許侵害と主張

「白猫プロジェクト」

 コロプラは、「白猫プロジェクト」に関連し、任天堂が同社を特許侵害で提訴したことを明らかにした。損害賠償請求額は44億円で、配信の差止請求も提起されている。

 コロプラによれば、任天堂から2016年9月に、「白猫プロジェクト」が任天堂保有の特許権を侵害しているとの指摘があったという。その後1年以上をかけて、特許を侵害していないというコロプラの見解を説明したものの、任天堂には受け入れられず、提訴されるに至ったという。

 任天堂が訴えているのは、特許権侵害による損害賠償請求と、アプリ「白猫プロジェクト」の提供の差止請求。損害賠償請求額は44億円および遅延損害金。

 東京地方裁判所に提訴された日は2017年12月22日で、コロプラでは2018年1月9日に訴状内容を確認、公表するに至った。コロプラは「任天堂の主張は不当」「当社のゲームが任天堂の特許権を侵害する事実は一切無いものと確信しており、その見解の正当性を主張していく方針」とし、裁判などで争っていく構え。一方、業績に与える影響は不明としており、開示すべき事項が発生すれば速やかに開示するとしている。