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国内のタブレット出荷台数、今夏は200万台を超える

 IDC Japanは、2017年第3四半期(7月~9月)の出荷台数を発表した。前年同期と比べ、18.8%増え、212万台になった。

 同調査によれば、家庭向けタブレットが前年同期比28.3%増の173万台、ビジネス向けが10.9%減の39万台だった。好調な家庭向けタブレットはキャリアモデルを手がけるファーウェイやLGの出荷数が市場をリード。モバイル通信対応モデルが41.9%増と大幅に伸びた。Wi-FiモデルではiPadの出荷が好調だったとのことだが、その出荷数は0.1%減で横ばいだった。

 法人向けでは金融、教育といった市場でのニーズがあり、特に金融関連企業での買い換え、導入が市場を底支えしたと分析。一方でノートパソコンの存在や、コミュニケーションは携帯電話が行うことでタブレットへのニーズが低いと指摘されている。

 メーカー別シェアで見ると、1位はアップル(37.4%)、2位がファーウェイ(28.4%)、3位がLG(8.2%)、4位が富士通(8.1%)、5位がNECレノボ(7.2%)となっている。このうちファーウェイは前年同期比44.7%増と大きく伸びており、アップルとのシェアの差が約18ポイント→約9ポイントになった。