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ドコモ光向けのホームルーターが登場、ドコモスタッフがリモート設定

セキュリティサービスや設定のサポートも

 NTTドコモは、個人宅向けの光ブロードバンドサービス「ドコモ光」向けのホームルーター「ドコモ光ルーター 01」を2月15日に発売する。ドコモオンラインショップでの価格は8880円(税抜、以下同)。

 NECプラットフォームズ製の「ドコモ光ルーター 01」は、Wi-Fiなどの設定がわからないような、ITに不得手なユーザーに向けて提供される。遠隔設定ボタンを搭載し、ドコモの側のスタッフが遠隔操作でインターネット接続を設定してくれる。サポートサービスは月額500円の「光リモートサポート」というもので、スマートフォン/タブレットとルーター間のWi-Fi接続の設定もサポートする。遠隔設定をしてもらう場合は、光リモートサポートの窓口へ電話をかけて遠隔設定ボタンを押すという流れ。

 ルーターとしては2015年1月に発売された「AtermWG1200HP」をベースにしており、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応でビームフォーミングをサポート。下り最大867Mbpsで通信できる。大きさは約33×97×146mm、重さは224g。2月15日~3月31日に「ドコモ光」の転用か新規契約と同時に「ドコモ光ルーター 01」を購入すると、ドコモオンラインショップでの価格相当のdポイント8880ポイント(期間・用途限定)が還元される。

光ルーターセキュリティ

 あわせてドコモでは「光ルーターセキュリティ」を2月15日より提供する。利用料は月額350円。

 ネットワークに接続する機器が外部から脆弱性を突いた攻撃を受けないよう、怪しい通知を検知して遮断する機能、ウイルス感染やフィッシング詐欺を防止するための不正Webサイト、不正URLのアクセスブロック機能、宅内からネット上の怪しい通信をブロックする機能といったセキュリティ機能をサポートする。

 また青少年のインターネット利用を踏まえたペアレンタルコントロール機能も搭載する。ルーターに接続する機器ごとにネットへ繋がる時間を設定したり、Webサイトやアプリのカテゴリーごとにアクセス可否を設定できる。

ネットトータルサポート

 5月8日からは新サービスの「ネットトータルサポート」が提供される。通信関連の機器でのトラブルに対して、どのメーカーの機器でも解決に向けてサポートするというもの。ドコモの携帯電話か、ドコモ光のユーザーに向けて提供される。利用料は月額500円。コールセンターはドコモ子会社のドコモ・サポート社が請け負う。

 パソコンやスマート家電、ゲーム機などの接続設定、機器の修理、データの復旧、家電の買い取りといった要望に対して電話窓口でサポートするほか、専用アプリも用意する。

 なお、ドコモ光に関わるサポート「光リモートサポート」は5月8日から、「ネットトータルサポート」に統合される。光リモートサポートの利用件数は1月30日時点で100万契約に達している。