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ドコモの実効速度、1年前の1.7倍にスピードアップ

 NTTドコモは、2016年の実効速度の調査結果を公表した。計測期間は2016年10月~12月。AndroidとiOS、それぞれのおおよその通信速度がわかる。

 総務省から指定された10都市のうち、1500カ所において調査した結果で、AndroidとiOSでそれぞれ調査した結果が示されている。詳細なデータのほか、下りと上りの最高速度と最低速度と、中央値に近い速度も示されている。

Androidの調査結果
iOSの結果

 ドコモでは2016年5月より下り最大375Mbps(理論値)のサービスを、同年6月からは下り最大370Mbps(同)のサービスを提供しているが、下りの通信速度の調査結果を見ると、1年前と比べ、大幅にスピードアップしていることが裏付けられている。ドコモによれば、下りはおおよそ1.7倍、上りは1.1倍になった。その要因として理論値の向上もさることながら、PREMIUM 4Gとして展開する高速サービスのエリア拡充が大きいとしている。

下り速度(中央値に近い半数、25%~75%)
OS2015年2016年
Android53Mbps~91Mbps97Mbps~162Mbps
iOS49Mbps~89Mbps88Mbps~146Mbps

 競合他社では、KDDIとソフトバンクはともに、2016年度内に実効速度の調査結果を公開する方針。