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町中の協力者のスマホで子どもを見守り、ドコモと神戸市の実証事業

 兵庫県神戸市とNTTドコモは、神戸市内の41事業者と協力し、Bluetoothビーコンによる子どもの見守りサービスを実証事業として提供する。期間は9月15日~2016年2月28日。神戸市内の一部の小学校の生徒と保護者が参加でき、参加費用は無料。

 今回の実証事業は、Bluetoothタグを付けて行動する子どもの位置情報を、地域に設置された端末などから親が取得する「見守りサービス」の検証を行う。小学校や駅、店舗などにに設置される70台の定点ビーコンに加えて、協力企業の従業員など約1000名が持つスマートフォンも、検知ポイントとして活用する。

 また、地域住民向けに配布される「見守り隊応援アプリ」をインストールすると、そのスマートフォンも動点として動作し、近くにいる子どもの位置情報をサーバーに通知する。定点ビーコンだけではカバーしきれない、より発見精度の高い広域の検出ネットワークを提供できるという。

 開始当初は、神戸市立西灘小学校と神戸市立宮本小学校が対象となる。対象の小学校は順次拡大される予定。