ニュース

2016年第1四半期は前年割れ、国内モバイル端末出荷数をIDCが調査

 IDC Japanは、2016年第1四半期(1~3月期)の国内モバイルデバイス市場の出荷数を調査し、結果を明らかにした。

 2016年第1四半期の国内モバイルデバイスの出荷数は前年同期比7.5%減の1202万台。このうちスマートフォンが前年同期比6.2%減、タブレットが同6.2%減でマイナス成長になったほか、パソコンも底打ちをみせているものの8.1%減だった。スマートフォンは大手キャリアによるAndroid端末の在庫調整、タブレットは昨年の法人向けの大型案件の反動が、それぞれ影響したとしている。

 2016年の国内モバイルデバイスの予測は前年比4.6%減の4571万台。内訳は家庭向けが6.5%減の3509万台、法人向けが2%増の1062万台。パソコン市場はマイナス成長、タブレットも全体としてはマイナス成長を見込み、スマートフォンもキャンペーンの抑制でマイナス成長になると予測されている。

国内モバイルデバイス市場出荷台数予測、2015年~2020年
Data Communicationは、3G/4Gパーソナルルータ、通信データカードが対象。2015年は実績値、2016年以降は予測値 出典:IDC Japan, 6/2016