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KDDIとエリクソン、IoT機器向けの次世代規格を共同検証
2016年6月29日 17:15
KDDIとエリクソンは、「LPWA」(Low Power Wide Area)と総称される、IoTデバイス向けの通信技術の検証を実施した。
「LPWA」は、低消費電力で広いエリアをカバーする、IoT(Internet of Things)デバイス向けの無線通信技術を指す言葉。データの転送速度を低めに抑えることで、IoT機器などのバッテリー駆動時間を10年程度まで向上させることができる。
KDDIはエリクソンとともに、「LPWA」に分類されるものから、現在策定中の「3GPP Release 13」で規格化が進められている技術「Cat-M1」と「NB-IoT」(ナローバンドIoT)の技術検証を実施した。今回は基本性能の検証で、エリクソンのデモンストレーション装置を利用して、2つの規格の有用性を検証した。
なお、「Cat-M1」は伝送速度を上下1Mbps、「NB-IoT」は上下200kbps以下に抑えた規格で、カバーエリアは半径数km~20km程度となっている。