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MVNOユーザー「価格が高くても大手キャリアが良かった」は少数~MM総研調査
2016年6月28日 16:53
MM総研は、MVNO利用状況調査の結果を発表した。調査はいわゆる格安SIMと呼ばれるMVNOサービスのユーザー3690人を対象として、アンケート方式で実施された。
5段階評価で満足度を聞いたところ、総合満足度では「大変満足」と「やや満足」をあわせて62.7%となった。項目別で満足度が最も高かったのは「月額費用」(87.4%)で、次いで「データ容量」(69.0%)、「初期費用」(65.5%)、回線速度(65.2%)、「回線安定性」(64.1%)と続いた。
利用しているMVNOサービスを他人に進めたいか聞いたところ、「勧めたくない」が5.5%にとどまったのに対し、「勧めたい」は67.9%となった。
大手キャリアとの比較、回線品質もMVNOで満足
また、回線速度やオプションサービスなどの項目別に、大手キャリア(MNO)と比較した質問を実施。「今のMVNOで満足」「価格が安いので今のMVNOでも納得できる」「どちらともいえない」「価格が高くてもキャリアの方がよかった」の4段階で回答を求めた。
その結果、「価格が高くてもキャリアの方がよかった」は、全項目で5%を下回った。特に時間帯別の回線速度や回線安定性、データ容量、音声通話プランに関しては、「今のMVNOで満足」の回答が半数を超えており、回線品質についてもMVNOで十分と考えているユーザーが多いようだ。
一方で、メールや端末補償などのオプションサービスや、サポートサービスについては各項目とも「今のMVNOで満足」が30%を切る結果となった。