【IFA2013】

写真で見る「GALAXY Note 3」と「GALAXY Gear」

最新機種が勢ぞろいしたサムスン電子のブース。モバイル製品以外では、カメラやテレビなどが目立っていた

 IFA会場で1、2を争う広さのサムスン電子ブース。ここには、4日(現地時間)に発表された、Noteシリーズの最新モデル「GALAXY Note 3」や、腕時計型の周辺機器「GALAXY Gear」がズラリと展示されていた。また、欧州などではすでに発売されている、「GALAXY S4」のバリエーションモデルも多数展示されており、実機を触ることができた。

 GALAXY Note 3は、紙のノートを超えるというNoteシリーズのコンセプトをさらに深めた1台。デザインはアナログのノートをモチーフにしており、背面にはフェイクレザー素材が採用された。カラーは、ジェットブラック、クラシックホワイト、ブラッシュピンクの3色。ボディの形状は「GALAXY NoteII」と比べ、よりスクウェアになった。本体下部には「Sペン」を収納することが可能だ。

ジェットブラック。側面にはシルバーの塗装が施されており、Sペンは本体下部に収納する
クラシックホワイトは、前面まで白色で統一されている。側面はシルバーの塗装となる
ブラッシュピンクは、柔らかな色調のピンク色。日本では珍しいカラーと言えるかもしれない。こちらのカラーも、側面はシルバーだ
Sペンをディスプレイに近づけ、ペンの脇にあるボタンを押すと、メニューが出現する。これがAir Commandだ

 Sペンにも、新たな機能が加わった。GALAXY NoteIIで採用された「Air View」をさらに一歩進め、ペンを近づけてボタンを押すと現れる「Air Command」に対応。ここから、「Action Memo」「Scrapbook」「Screen Write」「S Finder」といった機能を呼び出すことができる。

文字認識を行い、電話帳やネット検索などの各種機能と連携するAction Memo
ScrapbookやScreen Writeという機能もAir Commandから呼び出せる

 このほか、複数台つなげたGALAXY Note 3を1つの画面に見立てる機能が「Group Play」に加わった。ユーザーインターフェイス(UI)はGALAXY S4に近く、設定のメニューがタブ分けされている。また、GALAXY Gearと連携するためのアプリもプリインストールされる。

GALAXY Gearと連携できるアプリが内蔵される
設定メニューはタブで区切られている
マルチウインドウ機能も強化された
複数台のGALAXY Note 3を1つのディスプレイに見立てて、映像を表示できる
「S Viewカバー」やフリップカバー、ゲーム用コントローラーなど、さまざまなアクセサリーも発売される

GALAXY Gear

 このGALAXY Note 3などと連携する腕時計型のウェアラブル端末が、GALAXY Gearだ。いわゆる“スマートウォッチ”と呼ばれる製品となり、マイクやスピーカー、カメラも搭載される。スマートフォン側からアプリをインストールや設定も行える。

ディスプレイを点灯させると、時計が表示される。文字の大きさやデジタル、アナログといった時計の種類も変更可能だ
電源ボタンは、右側面に搭載される
左側面には、マイクの穴がある
バンドの留め金部分に、スピーカーが内蔵されている
バンド部分に、カメラも内蔵。画面を上から下にフリックすると、カメラが起動する
カメラは画像のサイズやフォーカスモードを変更できる
ボイスレコーダーを標準で搭載
撮った写真を表示するギャラリー。画像の転送もここで行う
音楽プレイヤーのコントローラーとしても利用可能だ
ウェアラブルなデバイスならではの歩数計にも対応
画面の明るさやBluetoothの設定も時計側で行える
アプリで、さまざまな機能を追加できる
「Path」や「Pocket」といったサービスも、GALAXY Gear用にアプリを開発した
LINEもGALAXY Gearに対応。腕で通知を確認でき、便利だ
本体に着信があると、GALAXY Gear側に通知される。そのまま応答して、電話することもできる
カラーバリエーションも充実

 また、サムスン電子のブースには、4日(現地時間)に発表された「GALAXY Note 10.1 2014 Edition」も展示されていた。10.1インチ、2560×1600ドットのディスプレイを搭載したタブレット型端末で、Noteシリーズの特徴であるSペンも利用できる。デザインのテイストはGALAXY Note 3を踏襲しており、背面にはフェイクレザーが用いられている。タブレットには珍しい、物理的なホームキーも搭載する。

画面下部、ベゼルの中央にホームキーを搭載する。GALAXYシリーズのアイデンティティだ
UIはAndroidタブレットとスマートフォンをミックスしたようなテイストになっている。通知は、画面上部から引き出す仕組み
背面にはフェイクレザーが用いられ、上質なノートのような質感。シボや縫い目も再現している
ホワイトのほか、ブラックも用意する

 これらの最新モデルに加え、欧州などで発売済みのGALAXYファミリーも、展示されていた。サムスン電子はGALAXY S4のバリエーションを増やしてユーザーのニーズに応える戦略を採用しており、光学10倍ズーム搭載の「GALAXY S4 Zoom」や、防水・防塵対応の「GALAXY S4 Active」、4.3インチとコンパクトな「GALAXY S4 mini」などをラインナップしている。また、会場には子ども向けタブレットの「GALAXY Tab 3 Kids」も並べられていた。

子ども向けタブレットのGALAXY Tab 3 Kids。UIに大きく手を加えており、親がアプリや利用時間の制限をかけることができる
4.3インチとコンパクトなGALAXY S4 mini(右)。GALAXY S4(左)と並べると、サイズの違いは一目瞭然
光学10倍ズームを搭載したGALAXY S4 Zoom。背面から見た姿は、まるでコンパクトデジカメだ
防水、防塵が特徴のGALAXY S4 Active。戻るキー、メニューキー、設定キーも、すべて物理キーとなる

石野 純也