【CES 2018】

フルキー装備のAndroidスマホ「Gemini PDA」、日本展開も

Gemini PDA

 イギリスのPlanet Comtutersによる「Gemini PDA」は、フルキーボードを搭載するAndroidスマートフォンだ。1990年代のフルキーボード搭載PDA「Psion(サイオン)」をデザインしたデザイナーと提携するなど、キーボードデザインにこだわった端末となっている。

 パソコンに近い、タッチタイピングが可能なフルキーボードを搭載しているのが「Gemini PDA」の最大の特徴だ。横に細長いノートパソコンのような形状で、開くとディスプレイとキーボードとなっている。本体重量は約320gと、スマートフォン+軽めのBluetoothキーボードくらいの重さだ。ディスプレイサイズは5.99インチ。AndroidだけでなくLinuxとのデュアルブートにもなっているので、黒い画面でコマンドを入力するような用途にも向いていそうだ。

 Wi-FiモデルとWi-Fi+4Gモデルがあり、Cellularモデルは閉じた状態でハンドセットのように持って通話ができる。すでにほぼ完成状態で、デモ機で通話することが可能だった。日本の各種認証も取得予定で、日本語かな入りキーボードも用意される。キーボードの監修などに日本人も携わっているなど、日本もかなり意識した展開をするようだ。

側面
日本語のキーボード配列デザイン

 昨年のMWCでモックアップが公開され、その後、Indiegogoでクラウドファンディングのプロジェクトが開始された。まだプロジェクトは出資を受け付けているが、近日中に出荷が開始されるとのこと。クラウドファンディングでの価格(出資額)は、Wi-Fi+4Gモデルが399ドル、Wi-Fiモデルが299ドルで、各種オプションも用意されている。