急な買い物でも安心「バイシクルエコリュック」

たたんで自転車に取り付けられる「バイシクルエコリュック」

　筆者は、アウトドアの趣味と言うほどではないものの、自転車で走るのを楽しんでいる。朝夕がもう少し涼しい時期になるまで遠出はお預けだが、日々の買い物には行かねばならない。ネットスーパーもあるが、普段の買い物は近所のスーパーを自転車で巡っている。

　趣味性の高い自転車で買い物に行ったときに困るのは、帰りの荷物をどう持って帰るかということ。手提げ袋をハンドルにかけると、ハンドルは取られるし手提げ袋は前輪のスポークにからんで破れるしで大変だ。

　ということで、自転車での買い物用に大きなバックパックを用意することにした。探したのは、お米とペットボトルと箱ティッシュを入れても余裕があるサイズ。大きさのある分、空だと邪魔になる。初めから買い物をするのが分かっている時しか持ち出す気になれないのは難点になる。

展開したところ。たたんだときに外側にくる部分がポケットの内側にきている

しまいかけの状態

　そこで見つけたのが、ロードバイク向けアクセサリーを手がけるドッペルギャンガーの「バイシクルエコリュック」だ。10リットルと、そこそこの容量のあるバックパックなのだが、たたむと16cm四方になって、サドルの下やシートポストに取り付けられる。必要な時だけ使えて便利なバッグだ。

たたんだところ。16cm四方に収まる

自転車取り付け用のバンド

かなりきつかったが、箱ティッシュ5個パックと1リットルのペットボトルをなんとか収納できた

　筆者の自転車では、サドル直下は反射板があって窮屈だったので、シートポストに取り付けた。サドルに取り付けることを前提に作られているようで、シートポストに取り付けた際にはバンドを強く締め付けないと安定しなかった。ただ、足に引っかかることはなかったのでよしとしたい。外したいときはバンドのロックを外すだけなので簡単だ。ただし他人でも簡単に取れてしまうので、たとえば駅前の駐輪場に1日自転車を置くような場合にも付けっぱなし、というものではなく、使うときだけ、という形になりそう。

　展開すると、しっかりしたバックパックになり、箱ティッシュも入ったので、買い物バッグとしての性能も十分。もう少しして涼しくなってくれば、自転車でちょっと遠出をするのにもいい季節になってくるだろう。お出かけ先でうっかり買い物してしまったときにも後悔しないよう、出かける時にはこのバッグを忘れず持っていきたい。