寝室やサブモニタに便利な22V型液晶テレビさん!


ソニー「KDL-22CX400」

 筆者が生活している、大都会・町田は東京都に属していながら、神奈川県扱いされたり、山梨県扱いされたり、そもそも都内とは思えぬ田園風景や牧場があるステキなところなのだが、地デジが入らないという問題があった。厳密には入るのだが、我が家はビルで邪魔されている点と大家さんがUHFアンテナを直してくれないという2点により、長く地デジ難民の状態にあった。しばらくテレビレス生活だったが、DLNA対応テレビであればWindows Home Serverから動画を再生し放題だなと気がつき、テレビを新調することにした。

 購入したのは、ソニー「KDL-22CX400」。22V型で、バックライトは蛍光管というロープライスモデルだ。バックライトにLEDを採用し、省電力を謳う「KDL-22EX420」も気になったのだが、さほど消費電力に差がなかったことと、購入を考えていた時に「KDL-22CX400」が妙に投げ売り価格であったことが決定打になった。

 DLNAはすっかり普及しており、いまではお約束機能のひとつになっている。スマートフォンから出力した映像を大きいテレビで楽しむといった使い方も広まりつつあるし、すでに楽しんでいる人もいるだろう。さて、こんな記事を書いている身でありながら、当家にはDLNAはまったく導入されていなかった。Windows Home Server内の動画や写真はパソコンで見ればいいじゃない! という主義だったのだが……DLNA経由で動画を見始めたら、パソコンの起動時間がグンと少なくなった。「iPad 2」で原稿を書きつつ、「KDL-22CX400」で動画を楽しむ。またニュースも確認できるため、ライフスタイルに変化が起きつつある。

 そして、地デジ。まったく連絡がなかったため、いつから視聴可能になっていたのか不明だが、大屋様がUHFアンテナを新調してくれたことにより、ついに地デジが視聴可能に。連動データで追加情報を得たり、番組表を確認したりと、とても便利だ。いままで砂嵐だった東京MXや放送大学ばかり見ている。アニメや特撮をキレイな絵で見られるのは、とても嬉しい。22V型と小さいのだが、6畳間にはほどよいサイズで、現在は下記写真の通り、パソコンのサブモニタ的な場所に配置して、作業中のお供にしたり、ごろごろしながら映像を楽しんだりしている。

 付属のリモコンは妙に長くて操作しにくいのだが、ソニーはAndroidとiPhone用にリモコンアプリ「MediaRemote」をリリースしている。「KDL-22CX400」も対応しており、すっかりこちらを愛用している。アプリ上ではキーボードで入力が行えるため、ちょっとパソコンを起動させるのかったるいから、テレビで検索すればいいや、というときにも活躍。操作体系もフリック中心で行えるなど、使い勝手がとてもいい。

 少し失敗したなと思った点は、音声出力回り。ステレオミニプラグしかなく、既存のオーディオ環境に出力できない。内蔵スピーカーは思いの外いい音なので不満はないのだが……。そういった点で見ると、「KDL-22CX400」はリビング以外への導入がオススメ。寝室用としてちょうどいいんじゃないだろうか? 価格もこなれてきているので、テレビの追加購入を考える人は、「KDL-22CX400」をチェックしてもらいたい。


1日の大半をパソコンデスク前にいるので、「KDL-22CX400」も見やすい位置に配置している。なんとなくTwitterのタイムラインを表示してみたところXMBっぽいUIで使いやすいホームメニュー。Twitterアプリもあってなんかだ面白い
動画ファイルはすべてWindows Home Serverに格納してあるが、DLNAのおかげでパソコンを通さなくても視聴可能リモコンアプリ「MediaRemote」。上下左右はフリック、決定はタップというシンプル操作がステキ。フルリモコンへの切替もOKだ

 

製品名製造元購入価格
KDL-22CX400ソニー2万6300円

 

(林 佑樹)

2011/12/15 06:00