宴会シーズンにも活躍できそうな「パコッとにぎり寿司10貫」


パコッとにぎり寿司10貫

 スーパーでは、ある時間帯を過ぎると、残っている鮮魚に割引シールが貼られることが多い。その法則の下、とあるスーパーで非常にお買い得になった刺身のセットを発見して以来、夕飯用に刺身などを買う機会が増えた。お買い得な上にカロリーは控えめとくれば、買わずにはいられない。

 しかし、いつも刺身のまま食べるのでは飽きてしまう。そこで、ご飯にすし酢を混ぜ、その上に刺身を載せて海鮮丼にして食べたりしていたのだが、せっかく酢飯と刺身があるのだから、自宅で気軽にお寿司が食べられてもいいのではないかと考えた。しかし、寿司など握ったことはない。というか、どうせなら手を汚さずに済ませたい。そこで用意したのが今回紹介する「パコッとにぎり寿司10貫」である。

 「パコッとにぎり寿司10貫」はポリプロピレン製のフタ付き容器で、ご飯を入れて、上からフタを押し込むだけで、10貫分まとめて握れる寿司型だ。早い話が子供と一緒に楽しむ「クッキングトイ」なのだが、意外と便利なのである。

 さっそく酢飯を用意し、試してみた。酢飯を詰めたら上からフタで圧縮。フタをとってお皿の上で裏返し、容器の底を1つずつ押していくと、ご飯が容器から抜ける。抜いた状態ではご飯同士が繋がっているので、箸などで分離すると、全く手で握らなくても10貫分が完成した。上にわさびを載せて、お刺身を載せれば、握らないにぎり寿司である。これは簡単!

 ご飯の詰め方次第では、崩れやすいのが玉に瑕だが、あまりの簡単さに「じゃんじゃん食べてやる~!」という気になってしまった。実際には、ご飯をきっちり詰めて作ると結構な量になるため、10貫でお腹いっぱいになってしまったが、ご飯だけたくさん作って並べておけば、手巻き寿司パーティならぬ、好きなものを載せて食べる“にぎり寿司風”寿司パーティが開けそうだ。

 容器の内側はダブルエンボス加工されているので、ご飯粒はほとんど残らない。使用後のケアも簡単だ。忘年会、新年会シーズンでは、意外と出番がありそうな予感がしている。


製氷皿のような外観フタと本体容器のみの簡単な構造
酢飯を入れて、上からフタをしてグッと押し込むフタをあけるとこの通り。フタに米粒はまったくついていない
裏返したら、ご飯を押し出すために、底を押す容器をはずすと、この通り
箸で分離すると、不格好ながらもにぎりになっている手巻き寿司用の刺身セットをのせてみた

 

製品名製造元購入価格
ちゅーぼーず パコッとにぎり寿司10貫貝印600円

 

(すずまり)

2011/12/14 06:00