本日の一品

ダイソーで発見! USB-Cで充電可能な充電池

 リチウムイオンバッテリーを内蔵したデバイスが増えてきたとはいえ、生活家電などで乾電池はいまだに欠かせません。中でも、繰り返し使える二次電池、いわゆる充電池を愛用している家庭も多いことでしょう。筆者もその一人です。

 手持ちの充電池は専用の充電器を用いるスタンダードなタイプで、つまり充電には専用機器が必要です。

 ところが今回ご紹介するのは、電池そのものにUSB Type-C端子を備え、単体で充電できる充電池です。発見したときには、思わず目を疑いました。懐かしのUSB充電池が、装いも新たに、しかも100円ショップのダイソーで販売されているとは――!

100円ショップのダイソーの「Type-C充電池」。1本550円(税込み)で販売されています。

 本誌読者の諸兄ならば当然ご存知のことと思いますが、USB端子付き充電池は過去にもいくつか登場しています。
 本コーナー「本日の一品」でも紹介例があり、たとえばこちらの記事(https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/todays_goods/1140966.html)では、様々なUSB充電池を取り上げていて大変面白いので、興味のある方はぜひご一読ください。

電池の頭の部分にUSB-C端子を備えており、ここから充電可能です。

 専用充電器を使わずに済むのは非常に合理的な仕組みに思えます。にもかかわらず、パナソニックの「エネループ」のような定番商品にはなっていません。その理由の一つは、電池容量の小ささにあるのではないかと筆者は考えます。

電池容量は1332mAhと、普通の電池に比べると少なめです。

 単3電池サイズにUSB端子を内蔵すると、その分だけ内部容量が減ってしまいます。事実、今回のダイソーのUSB充電池も容量は1332mAhと、エネループ(約2000mAh)には及びません。

 ただし、約1000mAhの「エネループ ライト」よりは上で、リモコンや時計など消費電力の小さい機器なら、実用面でも十分に使えます。

USB-C端子にケーブルを接続して充電します。充電中は電池のLEDが青く光ります。

 繰り返し充電回数は約300回。エネループの約600回に比べると控えめですが、専用充電器が不要で、電池が切れたら予備と交換しUSB-C端子に挿しておくだけで充電できるという手軽さは大きな魅力です。

チェッカーで図ってみても電流・電圧ともに十分に思えます。

 ちなみにUSB-C端子にUSBケーブルを接続して、別のUSB-C端子を備える機器に直接充電できたりするのかな? と思い試してみましたが、そういうことは出来ないようでした。ただiPadのように他の機器への給電機能を備える機器に接続すると、電池への充電は可能です。

 価格は1本550円(税込)。4本で2200円と、エネループ4本セットとほぼ同価格です。筆者は電池式マウスで2本ずつ使い回せそうと思い、とりあえず4本購入しました。すでに人気商品になりつつあるという噂も聞きます。気になる方は、ダイソーに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

製品名購入場所価格
Type-C充電池ダイソー550円