本日の一品

自転車ライトもスマホ対応へ! しかも前後連動してブレーキランプにもなる

 妻が10年ぶりに自転車を購入したので、その記念に自転車用ライトをプレゼントしようと思った。自転車のライトならやっぱキャットアイでしょ、ってことで、今回チョイスしたのはフロントライトとリアテールライトがセットになった「SYNC CORE / SYNC KINETIC SET」だ。

 このセット品はリアル店舗限定販売品とのことで、筆者は量販店で購入した。Amazonなどでは単体製品を2つセットにした形で販売していることもあるようだ(限定販売品の方は1パッケージになっている)。

SYNC CORE
SYNC KINETIC

 というわけでSYNC COREとSYNC KINETICのセット、なんといっても面白いのは両方ともスマホ対応であること。専用スマホアプリからデバイス登録すればBluetoothで遠隔からコントロールできる。電源のオンオフやモード(明るさや点灯・点滅の)切り替えが可能で、現在のバッテリー残量も分かる。

スマホアプリの画面
離れたところからオンオフなどを操作できる
明るさは前後とも十分

 そして、この2つのライトは連動させられるのもポイントだ。スマホアプリ上でどちらかの電源をオンオフすれば、もう一方のライトも同じように自動でオンオフする。ライトの物理ボタンからオンオフしても連動する。手の届きやすいハンドル周りに装着するフロントライトを操作するだけで、前後とも光らせることができるのはとっても楽ちんだ。

どちらかの電源ボタンを押せばもう一方も自動でオンオフ

 しかし、そもそもライトをスマホから操作できると何がいいの? というシンプルな疑問が頭をもたげる人もいるだろう。ライトを使うのは自転車に乗る時であって、オンオフや明るさなどを切り替えたいなら普通に物理ボタンを操作すればいいだけだ。わざわざスマホを使うまでもないはず……。

 なんだけれども、たとえば自転車をちょっと広めの駐輪場に停めて出かけ、暗くなってから駐輪場に戻ってきたときに自転車をどこに置いたか忘れてしまった、なんてことがきっとあると思う。そういうときにスマホから電源をオンにすれば自転車の場所が丸わかり! みたいな使い方ができるのだ。

 とはいえ、ややお高めのライトということもあるので、自転車に装着したまま駐輪場に放置するのもそれはそれでどうかという感じ。なのでリアテールライトだけ装着しっぱなしにしておくのがいいのかもしれない。

夜間、暗くなってもスマホから電源を入れれば自転車の場所がすぐ分かる。リアテールライトだけでも十分だろう

 ちなみにこのリアテールライトは、内蔵センサーによって自転車の速度が低下したと判断したときに強めに光る仕組みにもなっている。いわばブレーキランプ的な役割も担ってくれるのだ。フロントライトについては他のキャットアイ製品、VOLTシリーズなどと同じブラケットが使えるので、他の自転車との共用がしやすいメリットもある。

ブラケットはVOLTシリーズなどと共通

 ただ、充電端子が今どきMicro USBだったり、スマホアプリからの接続が不安定な時が多いなど、イマイチなところもある。少なくともスマホアプリはこれからでも改善できるはず。「とりあえずスマホ対応しておけばええやろ」的な発想が見え隠れするとユーザーとしてはめっちゃ冷めるし、今後の購買意欲にダイレクトに響くので、ホント、なんとかしてください。マジで。

今どきMicro USBはないなあ、と思わないこともない
製品発売元実売価格
SYNC CORE / SYNC KINETIC SETキャットアイ1万2100円