本日の一品

洗濯機でスニーカーを洗える「チンアナウォッシュ」は買い!

 “キャップウォッシュ”に続く第2弾として、今回紹介するのはスニーカーを洗濯機で丸洗いできる便利アイテムだ。名前は“チンアナウォッシュ”。もちろん、これは筆者が勝手に命名したものである。

前回紹介したキャップウォッシュ

 いつものようにTemuで販売されている商品には製品名がなく、特徴的な内側の構造からインスピレーションを得た。価格は購入当時428円。夏にエジプトで履いて、サハラの砂をかぶったまま放置していた白いスニーカーを、果たしてこのバッグで蘇らせることができるのか、さっそく試してみた。

円筒形のジッパー付き構造と“モコモコ繊維”

 “チンアナウォッシュ”は円筒形のフォルムにジッパーが走り、スニーカーをペアで収納できる。外側は黄色と水色のツートンカラー、内側には無数の短い繊維が密集している。この繊維がまるで“チンアナゴ”の群れのように見えるため、筆者はこの愛称を付けたわけだ。

 この繊維、実は単なる装飾ではない。マイクロファイバー素材の「モコモコ繊維」は、スニーカーを包み込みながらブラシのように汚れをこすり落とす働きを持つ。吸水性と速乾性にも優れ、洗剤を均一に行き渡らせることができるのだ。

 しかもクッション性があるため、洗濯槽内で靴がガタガタと暴れることを防ぎ、型崩れを抑える効果もある。

実際の洗濯工程

 今回は一般的な縦型洗濯機を使用し、ほかの洗濯物(バスマットなど)と一緒に約20分の通常コースで洗った。洗剤は特別なものではなく、家庭用の洗濯用洗剤の「アタックZERO パーフェクトスティック」。靴紐も付けたままで、“チンアナウォッシュ”の内部で優しく回転するようにセットした。

 特別なモードを選ばなくても、しっかりとした水流とモコモコ繊維の摩擦で汚れが落ちていく。洗濯終了後はファスナーを開き、スニーカーを取り出してベランダで干す。バッグ自体も一緒に洗えているので、そのまま吊り下げて乾燥させるだけだ。

手洗い派と機械派

 もちろん、スニーカー洗いといえば手洗い派も多い。出張先のホテルで歯ブラシを使って磨く方法や、専用ブラシ・洗剤を駆使する方法もある。しかし複数のスニーカーをまとめて洗う場合は手間がかかる。洗濯機+“チンアナウォッシュ”の組み合わせなら、ほとんど放置で済む。

 そして驚いたのは仕上がりの均一さ。手洗いのようなムラがなく、型崩れも見られなかった。筆者が砂まみれで持ち帰ったスニーカーも、再び真っ白な姿に戻った。

 洗濯機で靴を洗う、という行為に抵抗を感じる人もまだ多いだろう。しかし“チンアナウォッシュ”を使えば、スニーカーを壊さず、むしろ丁寧に洗えることが実感できる。家族の運動靴や子どもの上履きなど、日常的に洗う必要がある靴にとって、このアイテムはまさに“自動靴洗い時代”の幕開けを象徴する存在だ。

 洗濯をもっと効率的に、もっと楽しく、そんな発想から生まれた“チンアナウォッシュ”。手洗いの楽しみを奪うのではなく、生活のリズムを軽やかに変えるための小さな革命と言えるだろう。

商品名発売元実売価格
頑丈な靴用洗濯ネット ジッパー付き-428円