本日の一品

夏場にこき使ったキャップを快晴の冬場に洗える「キャップウォッシュ」

 ここ数年、ベースボールキャップを愛用している。毎年、春先から初冬くらいの1年の4分の3くらいはアウトドアでベースボールキャップ(野球帽)のお世話になることが多い。

 夏場に何度か使ったキャップは、特に汗や汚れが沢山ついてそのまま放置しているとあっという間に変色してしまう。白っぽいキャップならそれはてきめんだ。

 今回は、2024年秋にTemuで購入した「CAPWASH」(キャップウォッシュ)をご紹介したい。キャップウオッシュはどこの国でも売れ筋の商品なので、いくつかのバリエーションが紹介されているが、今回筆者が購入したのは、芯が入っていなくてハードじゃないバイザー(日除け)の付いた野球帽でも、へにゃへにゃにはならないプロテクトがされた商品だ。

 本体は周囲4カ所で、簡単にロックされる構造の黒いプラスチック製だ。ロックを指先で外すことで、2個のほぼ相似形のパーツに分離できる。この2個のパーツで野球帽の内側と外側からサンドイッチして、再度ロックすることで野球帽全体のフォームが保たれたまま洗濯することができる構造となっている。

 キャップウォッシュを入れて洗うのは、一般的な洗濯機や食洗器だ。バイザーのところに挟まれているペーパーには、それぞれの洗い方での簡単な注意が記されている。食洗器で野球帽を洗うことはちょっと……という方は、洗濯機で洗えば良いだろう。今回は筆者宅のビルドインタイプの食洗器を使って洗ってみた。

 洗い方は超簡単だ。まず、野球帽をキャップウォッシュの上下のプラスチックで挟んでしっかりと4カ所を固定する。続いて食洗器を開けて、食洗器専用の洗剤を入れて真ん中あたりに野球帽を挟んだキャップウォッシュを置く。あとは食洗器を閉めて洗い方の設定をしてスタートボタンを押すだけだ。

 一般的な食洗器は、熱いお湯が回転しながら散水スプリンクラーの様に吹き出し同時に蒸気で全体を綺麗に洗う仕組みだ。我が家のビルトインタイプの食洗器の設定は、今回は“さっと”と“ドライキープ”というレベルでスタートした。

 実際に、感覚的には40分程度で綺麗に洗えている感じだったが、ドライキープにかなりの時間がかかりそうだったので、今回は途中でドライキープを停止してキャップウォッシュを食洗器から取り出した。

 どうも食洗器のドライキープとは、システムキッチンのビルトインタイプの食洗器の機能のひとつである、“ヒーターとファン”による送風で食器を早く乾燥させてくれる機能らしい。

 瀬戸物やガラス、耐熱のABS製で表面がツルツルの食器は送風で水滴も落ちやすいが、キャップウォッシュに挟まれ、たっぷり水分を含んだコットンの野球帽は短時間では容易に乾燥しない。この辺りは洗濯機の脱水と乾燥機能の方が適しているのかもしれない。

 今回、我が家は食洗器による洗浄だけで停止して、ドライキープ機能の代わりにした後は、お日様が燦燦と照る冬の南側のテラスで物干し竿に引っ掛けて太陽光と冬の風で乾燥させた。

 食洗器に30~40分、日干しに半日で筆者の黄色く色変わりしていた白い野球帽は表も裏も新品のように真っ白になった。

 野球帽を挟んだキャップウォッシュは、ずっとじっとしたままで洗濯機と異なりお湯を吹き出す散水スプリンクラーが回転する仕組みなので、ヘッドに付いた刺繍も全く影響を受けず綺麗なまま洗濯できた。

 今回は食洗器を使って洗ったが、機会があれば次回は洗濯機でもやってみようと思っている。たった500円で手に入れたキャップウォッシュは、想像以上の働きをしてくれる本日のアイデア一品だ。春になる前に残りの野球帽を全部キャップウォッシュする予定だ。

商品名発売元価格
キャップウオッシュ-500円前後