スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
無線シンクロ&スマホ対応の自転車用ライト!
2019年4月8日 06:00
CATEYEの「SYNC」シリーズがキてる!
その存在を知ったときに思わず声を出して「えっ!?」とか言っちゃいましたのが、ライトをはじめとする自転車用品メーカー「CATEYE(キャットアイ)」(公式ページ)から発売された「SYNC」シリーズ(公式ページ)。自転車用のライト類ですが、無線でリンクし、さらにスマートフォンからの操作も可能なんです。
斬新な機能性としては、たとえば、上の3つのライトのどれか1つをオンにすれば、ほか2つもオンになります。オフも同様。あるいは、ライトのオンオフや設定をスマートフォンアプリから行えます。
いや~自転車用ライトが無線連動とかスマホ対応とかってそんな必要は……いや、ある! あるあるあるある。トンネル入った瞬間にハンドルのヘッドライト点けたらテールランプとかも点くなんて便利じゃ~ん! スマホでライトの状態がわかったり設定ができたりしたら、これも便利じゃ~ん♪
そして、メーカーはこのテのライトで定評のある老舗CATEYE。購入に迷いはありません。速攻でこれら3つのSYNCシリーズをゴソッと買い、すぐ使い始めました。結果、非常にイイですこのシリーズ。てなわけで以降、SYNCシリーズの機能性や使用感についてレポートしてみたいと思います。
それぞれのライト、どう連動するか?
SYNCシリーズのライトとしての性能は後述するとして、まず各ライトがどんなふうに連動するか? について。メーカーWebサイトにわかりやすい図がありましたので、とりあえずご覧ください。
3つのSYNCシリーズライトは無線接続で連動します。単体でも使えますが、連動させるためにはスマートフォンアプリ「CatEyeSYNC」を使ってライトをペアリング(最大7台まで可能)する必要があります。なので、SYNCシリーズライトの有効活用には対応スマートフォンが必須。なお、アプリはiOS版とAndroid版があります。
さて、ライトがどう連携するかというと、まず「どれかのライトをオンオフするとほかのライトもオンオフ」します。点けるときも消すときも、1つのライトのボタンを押せばOK。
実際に使っていると、ヘッドライトはハンドルに装着しているので、ヘッドライトのオンオフだけでテールランプやバックパックなどに装着したランプも追従してオンオフ。これだけで、ま~ホントに手間が省けます。以前はいったん自転車を降りてテールランプをオンにしたり、バックパックを降ろしてランプを点けたりしていたんですから。
それから赤い2つのライト。SYNC KINETICとSYNC WEARABLEは、どちらかのライトのボタンを操作して点灯モード(点滅パターンなど)を変えると、もう一方のライトの点灯モードも変わります。これら2つのライトには6種類のよく似た点灯モードがありますが、ワンタッチで同じ点灯モードに揃えられるというわけです。
もうひとつ、ヘッドライトのSYNC COREの電源ボタン部のインジケーターで、ほかのライトとの接続状態や電池残量を確認できます。たとえば緑点滅だったら、接続中のライトのなかにバッテリー残量が少ないものがある、とか。もちろんこのインジケーターによりSYNC COREのバッテリー残量などもわかります。
3つのライトのうちどれかをオンオフすれば、ほかの2つもオンオフ。3つじゃなくて2つ使っても同様に連動します。複数の赤色ランプの動作モードを揃えられるのも気が利いてますよね~。この無線連動機能の実用性だけで、既に非常に便利です♪
スマートフォンからコントロール!
これらSYNCシリーズは、スマホ対応。専用スマートフォンアプリ「CatEyeSYNC」から操作や設定ができます。なお、CatEyeSYNCアプリやSYNCシリーズ本体の説明書はコチラから参照できます。
ともあれ、スマートフォンアプリでどんなことができるのかを、スクリーンショットともに見てみましょう。以下はiOS版アプリのスクリーンショットです。
といった感じです。バッテリー残量をパーセンテージで見られるのは、安心感がありますし、その後の走行スケジュールの一考にも役立つと思います。各ライトの詳細設定もできるので、ライトの点灯モードなどをユーザー好みにカスタマイズできてイイ感じ。
スマートフォンからライトの点灯? とか思ったりもしましたが、乗車時にSYNCシリーズライトが手が届かない位置にある場合、非常に便利です。自転車から降りなくて済むどころか、もはやライトに触れる必要すらナシ! 自転車走行中にスマートフォンでナビやロガーを使ったりするユーザーなら、「ライト操作もスマホに統合された」という感じで、自転車機材がさらに最適化されますネ♪
SYNCシリーズ各機、ライトとしてはどう?
最後になりましたが、3つのSYNCシリーズライトの「ライトとしての性能」について少々。でもまあ筆者的結論から言っちゃうと、どのライトも光量・機能性とも十分実用的です。細かな点灯モードや仕様についてはメーカーが提供している説明書をご覧いただくとして、3つのSYNCシリーズライトが点灯している様子を見ていきましょう。
といった感じ。ヘッドライトのSYNC COREは暗い道で路面を照らすのにも十分役立つ明るさですし、後方へのアピールやブレーキランプ代わりになるSYNC KINETICとSYNC WEARABLEも安全なライドのために大きく役立つと思います。
ひとつ難点を言うとすれば、お値段の高さ。現在のところ、パッケージは「SYNC CORE + SYNC KINETIC セット」(メーカー希望小売税別価格1万4500円)と「SYNC WEARABLE」(メーカー希望小売税別価格6000円)がありますが、3つのライトを揃えるとメーカー希望小売税別価格で2万500円。ヘッドライトとテールランプのセット品だけ買うとしてもメーカー希望小売税別価格1万4500円ですから、けっこう悩ましいところではあります。
でも便利。点灯消灯や点灯モード変更の手間が激減して快適。スマホ連動もなかなか使える。ということで、興味のある方はぜひジックリとチェックしてみてください♪