本日の一品

紛失したカメラの位置追跡に役立つ「AirTag対応クイックシュープレート」

 AirTagの有用性が認められて以来、身の回りのさまざまな品にAirTagを取り付けるためのアタッチメントは、あらゆるジャンルにおいて登場している。興味深いのは、外見からはAirTagが内蔵されていることが分からない、ステルス仕様のケースが多いこと。盗難に遭った荷物を追跡するには、AirTagが発見されると外されて捨てられかねないため、こうした仕様にならざるを得ないのだろう。

 ベルボンがAmazon限定で販売している「AMZCAATQS」は、AirTagを内蔵できるアルカスイス互換のクイックシューだ。カメラ底面にネジ止めすることで、カメラと一体化した状態で持ち歩ける。

 外見からはAirTagを内蔵していることが分からないため、高価なカメラが盗難にあっても、AirTagが取り付けられていることに気づかれず、居場所を追跡できるというわけだ。

製品本体。見た目はアルカスイス互換のクイックシュープレートそのもの
底面。1/4インチネジの位置は自由に移動させられる

 使い方は簡単で、本体の穴にAirTagをはめ込んだのち、1/4インチネジを使ってカメラの底面に取り付けるだけ。1/4インチネジの位置は自由に変更できるので、多くのカメラに取り付けられる。市販のカメラの多くが、共通の1/4インチネジを備えていることを活かした製品というわけだ。

分解すると中にAirTagを収納するスペースがある
AirTagを収納してネジ止めする。側面のわずかな穴以外は完全に密封される
カメラ底面の1/4インチネジ穴に取り付ける
装着完了。クイックシューを取り付けているようにしか見えない

 こうしたネジ穴はカメラのほか、三脚に取り付けられる一部のモバイルディスプレイなどに備わっていることもあり、そうした製品にも取り付けられる。またアルカスイス互換の雲台にも取り付けられるので、そのまま三脚を使うことも可能だ。

 同様のコンセプトを持った製品は他にも存在するが、素材のせいでAirTagに電波が届きにくくなり、位置情報が途切れ途切れになったり、またアラームを鳴らしても聞こえないケースがあるようだ。

 本製品もAirTagを完全に収納してしまう構造上、アラームが聞こえにくくなる傾向はあるが、試した限りでは電波が届かないなどの問題はなかった。大切なカメラを失いたくないユーザにおすすめできる製品だ。

よく見るとわずかに穴が空いており、AirTagの一部が露出している
底面。クイックシューとして使う場合は向きを変えるなど調整できる
AirTagの機能がそのまま使えるので、マップ上での現在位置の表示のほか、UWBによる近距離での方角および距離の表示も可能だ
製品名発売元実売価格
AMZCAATQSベルボン3755円
Amazonで購入

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