本日の一品

550円ながら実力派、安全頑丈なStandard Productsのガジェットケース

 ガジェットを収納するポーチは、どれも同じように見えて、利用目的によって2つの種類に分けられる。

 ひとつはガジェット類をコンパクトに詰め込み、バッグの中での体積を少なくするための製品。もうひとつは、体積は膨らんでも構わないので、それぞれのガジェットを安全に持ち歩ける製品だ。同じガジェットケースでありながら、性格的には大きな違いがあるというわけだ。

 今回紹介するStandard Productsのガジェットケースは、このうち後者にあたる製品だ。外装はウレタンで、しっかりとした立体形状を保っており、バッグの中に入れても他の荷物に押し潰されて中身が破損する心配はまずない。それでいてボディは非常に軽量で、持ち歩くにも負担になりにくいという逸品だ。

グレーとブラックの2色をラインナップ。Standard Productsのロゴがモールドされている
正面。安価ながらファスナーはきちんと両開きをサポートする
全長は500MLのペットボトルよりはわずかに短い程度
厚みは500MLのペットボトル以上とかなりある

 本製品にはハーフサイズのラインナップも存在するが、そちらは内部にネットがついているだけでカスタマイズ性は高くないのに対して、本製品はネットに加えて移動可能なパーティションも用意され、さまざまなガジェットを区分けして安全に収納できる。本体の表面積がバックパックの断面積に近いので、バックパックの底に敷くように収納できるのもよい。

開いた状態。上層はネット、下層はパーティションでガジェット類を区分けできる
ネット部はケーブルやアダプタ類を入れるのに重宝する
3つのパーティションは面ファスナーで自由に移動させられる

 そして本製品の何よりの特徴は、実売価格が550円と極めてリーズナブルなことだ。これが千円を超えていれば選択肢はいくらでもあるのだが、ワンコインで買えるのは魅力的だ。この安さならば前もって複数を用意しておき、用途に応じて取っ替え引っ替えしながら使うのもありだろう。

配置例。欲を言えば上層と下層の間に仕切り板がほしかったが、550円というロープライスならば納得だ

 業界の価格破壊的なこの逸品、まだ発売されたばかりというせいか、Standard Productsの各店ではスペースを広く取って陳列されていることが多いようだ。冒頭で述べたように、バッグの中でガジェットを少しでも小さく詰めるのが目的でなく、安全性重視でガジェット類を区分けして持ち歩きたい人にお勧めできる製品だ。

製品名発売元実売価格
ガジェットケースStandard Products550円