本日の一品

書類の撮影時に影を落とさなくて済む、MagSafeに装着して使える補助ライト

ボディは手のひらサイズ。円の直径はMagSafeとほぼ同じだ

 今回紹介するUlanziのリングライトは、iPhoneと組み合わせて撮影の補助に使えるライトだ。スマホ向けに設計された外付けライトはいくつもあるが、本製品はiPhoneのMagSafeに合うよう設計されており、iPhoneの背面に取り付けて使用できるのが特徴だ。

側面には電源ボタンのほか、輝度調整、色温度調整のダイヤルがある
反対側には充電用のUSB Type-Cポートを備える。本製品からiPhoneを充電するような機能はない

 まず一般的なリアカメラを用いた撮影では、本製品をiPhone背面にマグネットで吸着させて使用する。明るさと色温度(2500〜8500K)は、本体側面にあるダイヤルで自由に調節可能だ。

底面。この面をMagSafeに吸着させる
iPhoneの背面に取り付けた状態
二つ折りになっている本体を開くと…
このように自撮りの時に顔を照らせるようになる

 一方、インカメラを用いた自撮りでは、背面にマグネットで吸着させたあと、二層構造になっている本製品のヒンジを開き、iPhoneの横からライトが顔を覗かせる状態にする。これにより、反対の向きからでも、自撮りでライトが使えるようになるというわけだ。

二層構造になっているため厚みはややある。装着したままの持ち運びは難しい

 本体に400mAhのバッテリーを内蔵しているため厚みはややあるが、それが故にiPhoneのバッテリーを消費しないのは利点だ。

 取り外してまったく別の角度から照らすのに使うこともできるなど、何かと小回りも効く。バッグの中に入れる時も、広げた状態で入れるようにすれば邪魔になりにくいだろう。

取り外してスタンドとして置いて使うことも可能だ

 個人的なオススメは、書類を撮影する用途だ。書類をカメラで撮影しようとすると、iPhoneを持って上から覆いかぶさる格好になるため、書類にiPhoneの影が落ちてしまいがちだ。

 しかしこのライトがあれば、影をなくし、クリアで鮮明に書類を撮影することができる。色合いも調整できるので、書類を美しく取り込みたい場合にぴったりだ。

 MagSafeのギミックをうまく利用した本製品、個人的には180度開いて自撮りできる機能を省いて本体を薄くしたモデルがあってもよいと感じるが、このあたりは使い方次第だろう。

 撮影時に補助ライトが必要だが、あまりゴテゴテしたオプションは不要で、持ち運びやすさを優先するユーザにお勧めできる製品だ。

同梱品一覧。iPhone以外のスマホで使うための金属製リングも同梱される
製品名実売価格発売元
Ulanzi リングライト3380円Ulanzi