スタパ齋藤のApple野郎

Ulanziのスマホグリップ「MA35」とLEDライト「LM19」が便利!

 連載記事「スタパトロニクスMobile」で書いたが、スマートフォンを使って屋外で撮影するとき、スマートフォンの落下が心配な俺。ストラップなどを使って落下対策している。

Ulanzi「Falcam Maglink カメラストラップ」でスマートフォンをタスキ掛けし、屋外でのスマートフォン落下を防いでいる。Maglinkにより、マグネットでスマートフォンを瞬時に着脱できる。

 一方で、スマートフォンを安定的に握っての撮影には、グリップタイプのホルダーを使っている。とくにMagSafeで吸着するグリップのShiftCam「SnapGrip」を愛用中。スマートフォンへのグリップ着脱がMagSafeなので、非常にスマートに使えて便利なのだ。

落下防止策を施したスマートフォンに、SnapGripをMagSafe吸着させて使用中。屋外でスマートフォンの落下を防ぎつつ、しっかりグリップして快適&安心して撮影できる。

 ただ、SnapGripのようなMagSafeタイプのグリップは、たまーに不意に外れたりする。「この角度で指に力が入っちゃうと外れるのか!」とちょっと驚いたり。でもまあ気をつけていれば防げる程度なのだが。

 それよりもMagSafeタイプのグリップは、当然だがMagSafe対応(もしくはMagSafe吸着させるためのスチールリングを貼った)スマートフォンにしか装着できない。「便利なMagSafeグリップなのに……このスマートフォンはMagSafe対応じゃないから使えないなぁ」ってコトがたまにある。

 俺の場合は、たまに書く借り物スマートフォンのレビュー記事。カメラ性能を書くために同時に作例写真を撮るが、そのときに「あーMagSafe対応グリップ使えたら便利なのになー」とか思う。

 まあMagSafe対応アクセサリー全般がそうだからしょうがないのだが。……でもMagSafe対応でありつつ、MagSafe非対応スマートフォンでも使えるグリップって、ないの?

 とか思って探したらあった! UlanziのMA35というグリップだ。Amazonで1984円だったのでポチッと購入ッ!!!

クランプでもスマートフォンを挟めるMagSafe対応グリップ

 Ulanzi「MA35」は、Bluetoothシャッターリモコンを搭載したスマートフォン用グリップ。スマートフォンに装着すると、ミラーレスカメラのようなグリップ感となりつつ、グリップした右手の人差し指でシャッターボタンを押せる(右手グリップ専用)。

 スマートフォンへの装着はMagSafeおよびクランプ。つまりはMagSafe非対応の多くのスマートフォンでも使えるMagSafe対応グリップなのだ。

Ulanzi「MA35」はMagSafe・クランプ両対応のスマートフォン用グリップだ。
Bluetoothシャッターリモコンを搭載し、リモコン部分だけ外すこともできる。シャッター部手前にはコールドシューもある。
本体前方・MagSafe部裏側には、アウトカメラで自撮りするときなどに利用できるミラーが埋め込まれている。
MagSafe対応スマートフォンと瞬時に合体・分離できる。写真の端末は、MagSafe対応にするスチールリングをケースに貼り、MagSafe対応にしている。
MagSafe部にはクランプが内蔵されている。
MagSafe非対応スマートフォンはクランプで固定することができる。

 あーら便利! というか汎用的♪

 ちなみにMagSafe対応スマートフォンをMagSafe吸着させつつ、さらにクランプまで使うと、当然だが「MagSafe式グリップだから不意に外れることがある」という不安も完全に払拭できる。あら安心♪

 使用感は、細かい部分にこだわらなければ、まあ普通。MagSafeによる吸着力も強く、グリップが大きめで握りやすく、安定的に使える。クランプでスマートフォンを挟んだ場合、クランプ部分が回転する(180度/90度ごとにロックが作用する)ので、縦撮影・横撮影にも素早く対応できる。

 細かいコトを言えば、サイズがちょっと大きめで、作りにはあまり高級感がない。またBluetoothシャッターリモコンは「音量+ボタンを機能させるタイプ」なので、カメラアプリを起動せずにBluetoothシャッターリモコンのボタンを押してばかりいると、スマートフォンの音量が最大になってしまう。

 ちなみに前述のShiftCam「SnapGrip」もBluetoothシャッターリモコン内蔵。シャッターリモコンとしては「音量+ボタンと音量ーボタンを交互に機能させるタイプ」なので、カメラアプリを起動せずにBluetoothシャッターリモコンのボタンを押しまくっても、スマートフォンの音量がわずかに変わるだけだ。

MagSafe対応LEDライトのUlanzi「LM19」と併用可能

 Ulanzi「MA35」と同時に買ったモノがある。Ulanzi「LM19」というMagSafe対応LEDライトで、Amazonで3080円だった。Ulanzi公式サイトでは「MA35」と「LM19」のセット品が4498円で売られている。

Ulanzi「LM19」は直径約6cm×厚さ約2cmのMagSafe対応スマートフォン用LEDライト。単体でもLEDライトとして使える。
MagSafe対応スマートフォンにマグネット吸着。スチールリングを貼ったスマートフォンでも使える。
24個のLEDを搭載し、顔などを照らすための光源としては十分明るい。暗い場所でなにかを探すときのライトとしても実用的。色温度は2500〜8500Kの間で調節できるほか、電源ボタンによりワンタッチで3色に切り換えられる。光量調節と色温度調節はアナログ的なダイヤルで無段階で行える。
自撮り用のライトとしても使える。
こんなふうに伸びたりもする。

 LEDライトのLM19、スマートフォン用LEDライトとしては使いやすくよくできた製品だと感じられる。光量や色温度の調節もしやすいし、アウトカメラでもインカメラでも使えて、装着時の状態はスマートな感じ。

 いいじゃないですかぁ〜! そしてグリップのMA35とも合体する。スゲく便利なのでは!?

グリップのMA35と、LEDライトのLM19は、マグネット合体する。
こんなふうに合体!
明るいLEDライトを使いつつの撮影が可能になる。
インカメラ撮影時も使える。キャッチライト(瞳に映り込んだ光の反射=目がキラリーン♪)を入れるのにも役立つ。

 ……ただし、LEDライトLM19と、グリップMA35を組み合わせて使った場合、ある重大な欠点があることがわかった。これは困るなー、みたいな?

 俺の場合、iPhone 15 Pro Maxで使ったが、カメラレンズ倍率の0.5xと1.0xでは、LEDライトLM19のフチが写真内に写り込むのだ。撮影時にピンチアウトして少し画角を狭めるなどすれば回避できるものの、いやー写り込みはナイでしょ〜、と。

 LEDライトLM19を単体でMagSafe対応スマートフォンと組み合わせたときは写り込み問題ナシだったのだが……。まあ、グリップのぶん、厚みがあり、LEDライトが前方に出ちゃうから、しょうがないのかもしれない。

 ともあれ、どちらも便利なMagSafe関連品。でもライトもグリップも両方欲しいニャという方は、併用した場合の写り込み問題はしっかり認識しておくのが無難だと思う。

Amazonで購入
スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。