本日の一品

腕時計クレイドルで持ち歩ける“走るモフモフ・ラビット”

 生れてからもう40年以上たつゼンマイで走る某プルバックカーは、世代を超えて世界的に大流行の玩具だ。しかし、その多くは「男の子が遊ぶ玩具」というイメージだ。

 今回ご紹介する「MiNi PLUSH REMOTE CONTROL CAR」は小さな女の子も楽しめる“モフモフ系”の走るミニぬいぐるみ玩具だ。

 モフモフ・ラビットのパッケージには、モフモフ・ラビット本体と、モバイル用の腕時計型クレイドル兼リモコン、短い充電用USBケーブル、取扱説明書が入っている。

 腕時計型クレイドルのベルト長は、一般的な腕時計ベルトより短く、最大でも腕周り18cm前後の人が限界だ。大人でも、腕周りの細い女性なら、問題ないかもしれない。

 普段は、クレイドルである腕時計のプラスチックキャノピーの中に、モフモフ・ラビットがぎゅうぎゅうに押し込まれている。

 横の白いプッシュボタンを押すと、キャノピーがパカッと勢いよく開き、押し込められていたモフモフ・ラビットが耳を少し立てて登場する。モフモフ・ラビットは、走行中も可愛く興味深いが、この“キャノピーをプッシュボタンで開けた瞬間”が最高だ。

 4輪のモフモフ・ラビットの本体は、実測値でたったの20g。内部には充電式のリチウム電池と、モーター、歯車などが入っている。

 モフモフ・ラビットの底面には、電源オン・オフの為の小さなスライドスイッチと、外部のUSB ACアダプターから充電を受けるための小さな充電ポートが備えられている。

 モフモフ・ラビットに対する充電は、給電側がUSB-Aポートなので、USB-Aポートを備えたノートパソコンやモバイルバッテリー、USBの充電アダプターでも充電可能だ。そして、モフモフ・ラビットを持ち運ぶためのクレイドル兼リモコンを利用するには、単4乾電池1本が必要だ。

 筆者が何度か充電した時には、一部の急速充電機能のあるUSB充電器やモバイルバッテリーでは上手く充電できないこともあった。できれば、オーソドックスな5V/1.5A程度のUSB充電器で充電するのが、安全確実なのかもしれない。

 リモコンの操作ボタンは、シンプルにたったの2つ「前進」と「後退」のみだ。

 モフモフ・ラビット底面の電源スイッチを入れると、走行準備完了だ。リモコンのボタンを操作すると、勢いよくモフモフ・ラビットが前進/後退する。走りながら、モフモフ・ラビットの尻尾がカラフルに点滅するのもなかなか楽しい。

 フローリングの床やカーペットの上まで勢いよく走行するが、前者の場合はスリップしたり、後者の場合は引っかかったりして、100%真っすぐ前進することも、100%真っすぐ後退することもなかなか難しい。そこが、モフモフ・ラビット操縦の面白いところだが、慣れてくるとそれでも何とか運転はできそうだ。

 この手のモノには余り興味を示さない家族も、超かわいいモフモフ・ラビットというだけで興味を示して遊んでいる。とにかく、前進と後進しか動かないし、ウッカリするとオーバーランして転倒する。感覚的には、カーペット敷きの廊下や室内より、フローリングの方が良さそうだ。

 運転に慣れて縦横無尽に走行するには、かなりの訓練が必要だが、問題は「モフモフ・ラビット本体の充電池の持ち」とのバトルだろう。それでもモフモフ・ラビットは、なかなかインパクトのある少女でもきっと遊んでみたくなる可愛い玩具だ。

 腕に付けたキャノピーから、モフモフ・ラビットが外出。空いている時は、何か別の玩具やお菓子、モフモフ系のアイテムを入れておいても楽しそうだ。

 そして、遊び疲れたら、次回の走行の為に満充電して、モフモフ・ラビットを押し込んでキャノピーを閉めて次回までお休みしよう。

商品名発売元価格
MiNi PLUSH REMOTE CONTROL CAR-2000円前後