スポーツ観戦のお供に、便利に持ち運べる「スポテーブル」

　まもなくプロ野球のシーズンが始まります。野球観戦が趣味の筆者は、シーズン中に幕張のZOZOマリンスタジアムや所沢のベルーナドームへ足しげく通ってはひいきの球団を応援しているので、今年も早くペナントレースが始まらないかなーと心待ちにしつつキャンプ情報などをチェックする日々を送っています。

　ところで、筆者が球場に通う大きな目的のひとつに球場飯、いわゆるスタジアムグルメがあります。昨今、各球団ともにグルメにはとても力を入れており、オフシーズン中もTVなどに取り上げられていたので、目にされた方もいらっしゃるかもしれません。各球場名物のスタジアムグルメは1度や2度で食べ切れるものではないので、球場に向かう際には、今日のスタメンならぬスタメシは何にしようか、どの順番で食べようかと真剣に「打順」を検討していたりします。

　ちなみに球場でご飯を食べたことのある方はお分かりの通り、球場の座席にはふつうテーブルがありません。なので購入してきたお弁当などは片手で持って膝の上で広げる事になります。仕方ないとはいえ、ひっくり返したりしないように気を遣うので、持ち運んで使える簡易なテーブルがあればいいのに、と思っていました。検索すると出てくるものの、だいたいが車の中などでも使える膝の上に乗せるトレイのような製品。こういうのじゃなくて……と思っていたところ、クラウドファンディングサービス「Makuake」で、スタジアムで使えそうなそのものズバリな製品を見つけたため応援購入を決定。半年ほど待って製品が到着したので、ご紹介したいと思います。

組立型テーブル「スポテーブル」。これは支柱のアジャスターを最も下げた状態。

天板に付属品をすべてコンパクトに収納できるようになっています。

　「スポテーブル」というこの製品、簡単に言うと組立型のテーブルです。ボックス型の天板を一本の支柱で支える構造になっていて、支柱および台座を取り外して、テーブルの天板の中にしまってコンパクトに持ち運べるようになっています。テーブル天板は35×28cmと決して大きくありませんが、球場の座席で1人で展開して使う分には十分そうです。ちなみにカップホルダーも付属しており、テーブルの脇に取り付けて使用できます。

支柱と天板をガッチリ噛み合わせて接続。フタはどこかに置いておく必要あり。

肩紐が付属するほか、手でも持ち運び可能。1kgしないくらいなので軽々持ち運べます。

　本製品はそもそも球場（野球やサッカーを含むスタジアム）での使用を想定したもので、製品のサイトでも、球場でご飯を食べたりスコアブックを付けたりする事を具体的な使い道として紹介されています。小さくて取り回しが良いので家の中でサイドテーブルにしたり、ちょっと持ち運べる簡易テーブルとして使っても良いかもしれません。

ドリンクホルダーが付属するので、ドリンクホルダーがない座席でも安心。

支柱を最大まで伸ばして身長174cmの筆者と対比するとこれくらい。ちょうどよいバランスです。

　考えてみれば、折りたたみイスを持ち運んで野外でくつろぐ「チェアリング」という概念はあれど、折りたたみテーブルを持ち運んで使う「テーブリング」というのは聞いたことが無いように思います。スポテーブルと同様の製品がもっと沢山生み出されて、野外でのアクティビティに活用できるようになれば良いなと思う一品でした。