本日の一品

AndroidスマホとつないでLightning仕様のiPhoneを充電できるキーホルダー型ケーブル

 新しいiPhone 15シリーズは、USB Type-Cでほかのデバイスを充電できる、いわゆるリバースチャージ機能が搭載された。もっともAndroidスマホでは同様の機能はすでにおなじみであり、iPhoneとAndroidを持ち歩いている筆者は、モバイルバッテリーのない環境でこの機能に救われたことも数多い。

形状はキーホルダーだが、実態はケーブルを二つ折りにしてフックに引っ掛けただけ

 現在もiPhone 13 miniを使い続けている筆者は、そうした目的からLightning-USB Type-Cケーブルを携行しているわけだが、より適したケーブルとして今回購入したのが、AUKEYのキーホルダー型ケーブルだ。コネクタ部も含めて全長10cmという短いLightningケーブルを、キーホルダーに取り付けられるよう最適化した製品だ。

横から見たところ。2つのコネクタはマグネットで吸着している
使用時は吸着しているコネクタを分離させる。ケーブル長は10cm程度
USB Type-CのスマホからLightningのiPhoneへとリバースチャージが可能

 ケーブルの両端にはマグネットが内蔵されており、それらを近づけると磁力で吸着する。これにより、キーホルダーから脱落することなく、持ち歩ける仕組みだ。ギミックはこれだけで特筆すべき機能はなく、またUSB 2.0仕様で転送速度は必ずしも速くないのだが、充電用途でかさばらないことを重視するのならちょうどよい。重量も11gと軽い。

パッケージ。データ転送速度は480MbpsとUSB 2.0相当で、決して高速ではない

 ただしLightningコネクタは外部にむき出しになったままで、耐久性はやや疑問が残る。そのためキーホルダーに取り付けてポケットの中で絶えず擦られるよりは、バッグ内のフックなどに取り付けておいたほうが長持ちはするだろう。評価が分かれるとすれば、おそらくここということになりそうだ。

 iPhone 15は、双方向の充電が可能になったぶん、どちらからどちらに充電されるか不明瞭なこともあり、逆に使いにくくなった印象はある。今回の製品は、iPhoneの充電に特化した仕様ではあるが、旧来のLightning搭載iPhoneをメイン機として使い続けている筆者のようなユーザーにとっては、非常時にまだまだ役立ってくれる製品だ。

製品名発売元実売価格
キーホルダー型USB-C TO Lケーブル CB-CL16AUKEY2280円