どれだけの電力が供給されているかすぐわかる、電力チェッカー付のUSB-C延長ケーブル

　スマホなど各種デバイスの充電中に、充電器からどれだけの電力が供給されているかは、外見からは分からない。これらを計測するには、ケーブルとポートの間に電力チェッカーを接続するというのが、一般的な方法だ。

　今回紹介するのは、そうした電力チェッカー機能を組み込んだUSB Type-Cの延長ケーブルだ。これがあれば、USB Type-Cケーブルを延長しつつ、あわせて何Wの電力が供給されているかも判別できるようになるというわけだ。

製品本体。全長は1m。ケーブルは編み込み仕様でやや硬い

　製品は延長ケーブルという体裁ではあるものの、機能自体は電力チェッカーそのもの。

向かって右側、メスコネクタ側に電力を表示できる小窓がある

USB Type-Cのメスコネクタ。規格的にはややグレーな品だ

　USB Type-Cケーブルは全長にシビアということもあり、延長することによって本来供給されるはずの電力値とは多少のズレが生じる可能性もあり、信頼性を求める用途には向かないが、カジュアルに電力を測りたい場合には十分だ。

使用例。USB Type-Cケーブルを延長しつつ電力（W）も表示できる

USB PDでの急速充電が行われている場合は右上に「PD」と表示される

最大240Wに対応。またデータ転送では最大10Gbpsに対応する

　ケーブルは編み込み仕様で硬く、曲げにくいという問題はあるものの、頑丈さは折り紙つき。USB PDによる急速充電が行われている場合に、画面上に「PD」と表示されるのも親切だ。

　USB PD 3.1対応で最大240Wまで計測可能なのも、長く使えるという意味でメリットだろう。またUSB 3.1 Gen 2（10Gbps）に対応しているので、多くの場合、データ転送時に速度の低下を招くこともない。

　唯一気をつけたいのは、供給されるW数が1桁であっても、2桁目にゼロが表示されること。つまり5Wであれば「05W」と表示されてしまうのだ。この少々おかしな仕様さえ許容できれば、日常の充電がより便利になるアイテムとして活用できるはずだ。

製品パッケージ。Plugableはほかにも電力チェッカーを多数リリースしており一定の信頼性は置けそうだ